ハイローオーストラリア(Highlow.com)でハイロー取引をするときには順張りと逆張りがよく用いられています。
トレードスタイルとして順張りだけをしたり、逆張りだけを選んだりする人も少なくありません。
ハイローオーストラリアではどちらも重要とよく言われていますが、実際にトレードをするときにはどちらか一方にしたいという人も多いでしょう。
ハイローオーストラリアでは順張りと逆張りのどっちを選んだら良いのでしょうか。
どうしても悩んでしまうポイントですよね。
この記事では順張りと逆張りの定石やメリットを解説します。
バイナリーオプションの経験の豊富さによるおすすめのトレード方針も紹介するので、ハイローオーストラリアでのトレードに生かして下さい。
目次
そもそも順張りと逆張りとは
ハイローオーストラリアで取り入れているハイロー取引ではルールがシンプルなので順張りと逆張りのどちらにするかという視点でトレード方針を決められます。
始めにそもそも順張りと逆張りはどのようなトレード方法なのかを確認しておきましょう。
「張る」とは「予想をする」という意味で、日本では昔から賭け事のときに用いられてきた用語です。
字義的には順張りとは順を追うようにして予想すること、逆張りとは逆向きに予想を立てることだと言えるでしょう。
相場の値動きを予想するときには、現状の値動きに対して次にどちらの方向に動くかを予想する際に順張り、逆張りという言い方をします。
為替相場を見たときに価格が上がっているとしましょう。
その価格が上がる流れに沿ってそのまま次も値上がりするはずだと考えてエントリーするのが順張りです。
それに対して価格が上がる流れがここで反転して次は値下がりするはずだと考えてエントリーするのが逆張りです。
ハイローオーストラリアのハイロー取引の場合には値上がりのときにハイエントリー、値下がりのときにローエントリーするのが順張りになります。
逆に値上がりのときにローエントリー、値下がりのときにハイエントリーするのが逆張りです。
単純に考えると値上がりをしているときにはそのまま価格が上がるだろうと考えます。
順張りによるエントリーが当然と考えがちですが、為替市場では値上がりをしたときにその通貨を売る動きが起こるのが一般的です。
売られると通貨が余るので価格が下がっていきます。
そのため、値上がりが十分に起こった後は値下がりを起こすと考える逆張りも有効なエントリー方法なのです。
このようにして考えると順張りにも逆張りにもロジックがあって勝てる可能性がありそうだと思えるでしょう。
ただ、ハイローオーストラリアでトレードするときには、どちらも大丈夫そうだというくらいの安易な考え方では不十分です。
もう少し詳しく順張りと逆張りについて理解した上で、順張りと逆張りについてのおすすめの方針を考えてみましょう。
バイナリーオプションの順張りの特徴
ここではバイナリーオプションの順張りについて掘り下げて解説します。
順張りにはどのようなメリットやデメリットがあるのかを詳しく理解しましょう。
順張りの定石
順張りの定石は「勢いのあるトレンド相場でエントリー」です。
トレンド相場では価格が全体として上がる傾向があるか、下がる傾向があるかが明確になります。
確率的に考えてもその傾向に従ってエントリーすれば予想が当たりやすいのは明らかでしょう。
はっきりとしていて価格が上昇する勢いがあるトレンド相場ならハイエントリー、下降する勢いが明確なトレンド相場ならローエントリーするという考え方です。
レンジ相場でも価格が上がっている局面と下がっている局面がありますが、連続して価格が上がるか下がるかを予測するのは一般的には困難です。
もちろんレンジ相場でも順張りできるケースはありますが、定石的には明確なトレンド相場で使います。
順張りのメリット
順張りのメリットはタイミングさえきちんと見計らってエントリーできれば高い勝率を保ちやすいことです。
上昇トレンドなら全体としては価格が上がっている状況なのでハイエントリーをすれば予想が当たりやすいと考えられます。
また、価格が上がる局面だから買いたいという発想は短絡的ですが、為替取引をして稼ごうとしている人にとっては常識でもあります。
特に買われ始めて上昇トレンドができてきたから買おうという傾向は強いので、トレンド発生直後のタイミングを狙うと順張りは成功しやすくなります。
順張りのデメリット
順張りのデメリットはトレンドがいつ終わるかを読むのが難しいことです。
トレンドが発生した後、どこまで上昇するかはケースバイケースです。
価格がかなり上がったとしても、社会情勢から考えるとまだまだ上がるはずだという場合もあるでしょう。
逆にわずかにしか価格が上がっていないのに反発を受けてしまう小さなトレンド相場が発生することもあります。
トレンド相場だからずっと順張りしていれば予想が当たるというわけではないので注意が必要です。
また、トレンド相場でもトレンドと逆行する値動きを起こすケースもあるのもデメリットです。
上昇トレンドでは押し目買い、下降トレンドでは戻り売りを起こすポイントです。
上昇トレンドで価格が下がってきた後、また上がったタイミングで順張りをする押し目買い狙いのエントリーもできます。
しかし、上昇トレンドで価格が下がった際に順張りで予想を外していた場合には二戦一勝一敗になり、損益という観点では負けてしまいます。
バイナリーオプションの逆張りの特徴
ここではバイナリーオプションの逆張りについて詳しく紹介します。
逆張りはハイローオーストラリアでも人気のトレード方法ですが、どんな特徴があるのでしょうか。
逆張りの定石
逆張りの定石は「明らかな過熱感があるレンジ相場でエントリー」です。
逆張りでは上昇から下降、下降から上昇へ変わるタイミングを狙うので、そのタイミングを推し測りやすいことが大切です。
トレンド相場ではいつ転換が起こるかを予測しづらいので、一般的には逆張りに適していません。
レンジ相場では投資家が過熱感を見ながら小さな売買を繰り返していることが多いので、同じ指標を見ながら過熱感があったときに逆張りをすると予想が当たりやすいというのが一般論です。
定石的にはサポートラインとレジスタンスラインをしっかりと引けるレンジ相場で、インジケーターの示す数値が過熱感をはっきりと示すようなタイミングを狙って逆張りが使われます。
逆張りのメリット
逆張りのメリットはエントリーできる機会が豊富なことです。
外国為替市場のチャートを見てみるとトレンド相場よりもレンジ相場が多いのに気付くでしょう。
トレンド相場は取引量があまり多くないとなかなかきれいな形でできあがりません。
欧米が活発に経済活動を行っている日本時間の夕方以降は主要通貨ならトレンド相場がしばしばできます。
しかし、他の時間帯やマイナーな通貨ペアの場合にはトレンド相場が見られず、順張りでエントリーするのが難しい場合が多いのが問題です。
しかし、レンジ相場は取引量が少なくてもわかりやすい形でできることがよくあります。
どの通貨ペアを使う人も、どの時間帯に取引をする人もチャンスが多いのは逆張りが選ばれることが多い理由です。
また、レンジ相場は崩れるタイミングを見極めやすいのもメリットです。
レンジ相場での逆張りは価格がサポートラインとレジスタンスラインで挟まれるボックスの中で上下動するのを仮定して予想を立てます。
そのボックスから抜け出してトレンドが発生するときには様々なサインが見えるのでエントリーを控えられます。
サインが出てきてもトレンド相場が発生しないこともありますが、リスクの高いポイントを避けやすいのは魅力です。
逆張りのデメリット
逆張りのデメリットは予想が外れやすいことです。
トレンド相場のように値動きの方向性が定まっていないレンジ相場を狙うので、確率的には五分五分と考えられるでしょう。
その中で値動きが逆になりそうだという傾向を見て取ってエントリーしても、ちょっと早かった、遅かったということもよく起こります。
完璧なタイミングを確実に見抜くのは難しく、せいぜい勝率が五分五分よりも少し高くなる程度というのが一般的です。
その判断の手法を磨き続けていかなければ利益を上げにくいのが実態です。
そのため、すぐに逆張りで連勝できるケースは少なく、多数のエントリーをしてトータルで見ると勝っているという形になる傾向があります。
ハイローオーストラリアでおすすめのトレード方針は?
順張りにも逆張りにもメリットもデメリットもあるので、ハイローオーストラリアでは結局どちらを重視してトレードしていけば良いのかがわからずに困ってしまった人もいるでしょう。
ここではバイナリーオプションの経験やトレードできる時間帯に応じておすすめのトレード方針を解説します。
夕方からトレードできる初心者は順張りから始めよう
これからハイローオーストラリアでバイナリーオプションを始める頃の初心者には基本的に順張りがおすすめです。
相場の分析の経験も少なく、まだスムーズにインジケーターを使って分析できるわけではないという段階では逆張りは難しいからです。
トレンドがはっきりと発生していることを分析によって確認し、順張りでエントリーすると勝率が上がりやすいでしょう。
特に夕方以降にトレードするスタイルの人なら、トレンド相場を見つけられる可能性が高いのでおすすめです。
昼間にしかトレードできない初心者の人もトレンド相場を探すことから始めてみて、見つけるのが難しいなら逆張りスタイルに転向するか、夕方以降に取引できるようにスケジュールを組むのが良いでしょう。
順張りは値動きの方向が見えてからエントリーするので逆張りに比べると不安を抱えずに済みます。
エントリーするタイミングも見計らいやすいので初級者が学びながらバイナリーオプションに取り組むのにも適しています。
昼間しかトレードできない中級者は逆張りに挑戦しよう
ハイローオーストラリアを使い慣れてきた中級者には逆張りをおすすめします。
特に昼間にしかトレードできない状況の場合にはできる限り早く逆張りに挑戦しましょう。
昼間の場合にはトレンド相場が発生しにくいので、順張りだけにこだわっているとエントリーチャンスがなかなかないからです。
逆張りにも挑戦して機会を増やすと稼げる可能性が高くなります。
初心者のうちは順張りだけでトレードしてハイローオーストラリアでのトレードに慣れるのがおすすめですが、チャートにも見慣れてきて相場も分析できるようになってきたなら逆張りにも挑戦しましょう。
中級者くらいになると逆張りの戦略を考えてエントリーできるくらいにインジケーターを使えるようになっているでしょう。
この段階ではレンジ相場の中でもはっきりとしたものだけを選んで逆張りでエントリーするように心がけるのが大切です。
トレンド相場を狙うのを重視した方が安心感があるので、レンジ相場からトレンドが発生するサインを探すのを優先しつつ、逆張りのサインも見ると良いでしょう。
同じインジケーターで両方のサインを見られるようにするとスムーズに順張りと逆張りを並行して行えます。
上級者を目指すなら逆張りを中心にしよう
ハイローオーストラリアをずっと使ってきて、もうバイナリーオプションに慣れたという実感が湧いてきた、上級者を目指してもっと稼げるようになりたいという段階になったら逆張りを中心にするのがおすすめです。
逆張りはエントリーできる機会が多いだけでなく、短時間取引を繰り返しやすいからです。
ハイローオーストラリアではターボ取引を30秒から行えるので、ハイローオーストラリアのメリットも生かせます。
トレンド相場で勝率の高い順張りエントリーをするのも良い方法ですが、エントリーの回数が少ないとなかなか利益が大きくなりません。
逆張りならエントリーを増やしやすいので、その勝率を上げられれば大きな利益を上げられるでしょう。
逆張りにこだわってエントリーの手法を改良していき、逆張りでも高い勝率を維持することを目指すのがおすすめの方針です。
逆張りにこだわってエントリーの手法を改良していき、逆張りでも高い勝率を維持することを目指すのがおすすめの方針です。
順張りと逆張りを並行して行おうとすると使用できるインジケーターが限られてしまい、逆張りのための分析を徹底して行うのが難しくなります。
相場の状況に応じて適切なインジケーターを組み合わせて分析した方が逆張りの勝率は上がります。
様々な局面での逆張りの経験を積んで自分なりの手法を生み出していきましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアのハイロー取引では順張りをすべきか、逆張りをすべきかと悩んでしまいがちです。
しかし、ここで説明してきたようにトレード経験の豊富さに着目すればハイローオーストラリアで最適な選び方ができます。
単純に考えるとトレンド相場での順張りは成功率が高いですが、トレンド相場でトレードできる機会が少ないという問題点があります。
一方、逆張りはレンジ相場で有効な方法として知られていてチャンスが多いのは魅力ではあるものの、エントリーする条件をよく検討しなければ成功率がなかなか上がりません。
初心者にとっては順張りがわかりやすく、エントリーのタイミングも見極めやすいのでおすすめです。
分析に慣れてきたらチャンスを増やすために逆張りを取り入れていき、最終的には逆張りを中心にしていきましょう。
上級者は短時間取引でレンジ相場を逆張りで攻略して稼いでいることがよくあります。
トレンド相場の順張りエントリーにこだわって成長を目指し、もっと稼ぎたいと思ったらレンジ相場の逆張りエントリーの攻略を進めていきましょう。
この流れに沿って行けばきっとハイローオーストラリアを攻略できます。
自分の経験値に応じて順張りと逆張りのバランスを変えていくのが重要なのです。