ビットコイン相場の下落や今後の展望は話題になり続けています。仮想通貨投資が人気になり、ハイローオーストラリア(Highlow.com)でも仮想通貨バイナリーのサービスを拡張しました。
取引時間の自由度が高まり、ターボ取引も活用できることからユーザーからの人気も高まっています。
ビットコインは2021年になって最高値を付けた後、急激な下落を起こしました。
様々な要因が重なって起きた相場の変動ですが、テクニカル分析によって状況は読めていたということもメディアで報道されています。デスクロスがチャート上で発生したことで、先行きがわかっていたという意見が出されています。
ビットコインのデスクロスはビットコインの下落を何度も示唆してきました。ハイローオーストラリアでビットコインを攻略するには、デスクロスについて知っておくのが重要なポイントと考えられます。
この記事ではビットコイン相場を読み解くデスクロスについて解説します。テクニカル分析で有名な移動平均線を使う攻略の仕方なので、以下の記事と合わせてご覧ください。
目次
ビットコイン相場の下落はデスクロスにより示唆されていた
ハイローオーストラリアのビットコインで取引をする上では、ビットコイン相場を的確に把握するのが大切です。2021年5月からはっきりとした下落傾向が見られましたが、この動きを予測できなかった人もいるでしょう。
過去にもビットコイン相場の下落は起こっていますが、デスクロスを見ていたアナリストには予想ができていたと言われています。
ここでデスクロスについて理解し、過去の相場の下落で何が起こっていたのかを知っておきましょう。
ビットコインのデスクロスとは
ビットコインのデスクロスとは移動平均線によるテクニカル分析でわかる現象の一つです。ビットコイン価格の50日移動平均線と200日移動平均線によって分析することで見出せるのが、メディアで話題になっているデスクロスです。
50日移動平均線が200日移動平均線を上から下に抜ける現象がデスクロスと呼ばれています。デスクロスが発生するとビットコイン相場は下落する方向に向かうと予測できます。
移動平均線は過去の値動きの平均的な動向を示しているもので、50日移動平均線なら50日間、200日移動平均線なら200日間の平均を取っています。
中期的な動きを見る50日移動平均線と長期的な動きがわかる200日移動平均線の位置関係から、今後の値動きを予測することが可能です。
デスクロスが発生したときには単純に解釈すると「200日間の平均価格よりも、50日間の平均価格の方が低くなった」とわかります。
つまり、少し前よりも最近の平均価格の方が低い状況になったので、相場が下落するトレンドが生まれると解釈できるのです。
ビットコイン相場のチャートをテクニカル分析してみると、2018年、2019年~2020年にデスクロスが発生していることがわかります。2021年6月にもデスクロスになることが想定されるような状況になっている状況です。
2018年のデスクロス
2018年のデスクロスでは同年内に70%までビットコイン相場が下落しました。2019年に至るまで相場は下がり続けていき、最安値では47%にまで下がっています。
相場が下落を続けたのにはさまざまな要因が重なっています。
2018年1月には中国で暗号資産(仮想通貨)の規制が進められました。特に大手のマイニング事業者だったViaBTCがビットコインマイニングをやめると発表したことで激動が起こっています。
2018年の11月にはハッシュウォーも発生しました。
マイニングに使うコンピューターの計算能力のこと
ビットコインキャッシュがビットコインABCとビットコイン・サトシヴィジョンに分かれたときに、互いにハッシュレートを上げて一方を消滅させようという動きが発生しました。
ハッシュレートを上げて赤字になったマイニング事業者がビットコインを売却して損失を補填しようとしているという噂が流れ、ビットコインを売る傾向が生まれました。
ビットコインが売られると市場流通量が増えるので、需要と供給のバランスによって相場が下がります。このような影響を受けてビットコインが下落を続けていき、投資家にとっては下落が続く不安が募りました。
結果として売りに走る投資家が増えて下降トレンドを継続させたと言われています。
2019年~2020年のデスクロス
2019年に発生したデスクロスではビットコインの相場はそれほど大きくは下がりませんでした。
50日移動平均線と200日移動平均線が2020年の前半までクロスを続けていき、相場が乱れる状況になっています。
ビットコインの相場が動揺したのは新型コロナウイルスの影響です。中国を発端としてあっという間に世界に広がった新型コロナウイルスが世界経済を大きく揺るがすことになりました。
経済活動がストップする方向に進み、世界中が不安に陥ったのがデスクロスの発生原因です。
ただ、オンライン経済は決して低迷したわけではなく、むしろ世界的にオンラインサービスが活用されるようになりました。長期的な視野での景気の不安と仮想通貨への期待からせめぎ合いが続いたのが2019年~2020年です。
2021年のデスクロス
2021年7月~9月くらいに起ころうとしているデスクロスには色々な要因が重なっています。最高値を付けてバブルが崩壊したという話が広まり、売りに走る投資家が増えている影響が相場の下落を引き起こしています。
また、テスラのイーロン・マスクによるツイートによって、ビットコイン市場の拡大への期待から失望に変わったのも大きな影響があったでしょう。
https://www.andscene.jp/bitcoin-tossed-by-elon-musk-what-are-your-concerns-and-countermeasures-at-highlow-australia.htmlまた、欧米を中心として仮想通貨の規制の方向性が見られているのもビットコインや仮想通貨全体に対する不安を抱かせる原因になっています。
エルサルバドルでの法定通貨としての導入などの追い風もありますが、まだ導入結果が見えていないので相場に多大な影響を与える段階には入っていないのが現状です。
デスクロス=デッドクロス?
ビットコイン相場を読み解くのにデスクロスが利用されていますが、デスクロスはデッドクロスの誤りではないかと思った人もいるかもしれません。
テクニカル分析ではゴールデンクロスとデッドクロスがよく用いられています。
実はデスクロスはデッドクロスと同じです。英語にするとデスは死を意味する名詞の「death」、デッドは死んでいる状態を表す形容詞の「dead」です。
どちらも相場が死んでいく、つまり下落を起こして価値が低迷していく意味合いを持つ言葉になっています。
デッドクロスというのは日本で作られた造語で、英語圏では「Death Cross」と呼びます。
ビットコイン相場のアナリストは海外の人のことが多いので、和訳したメディアの記事ではデスクロスと書かれていることが多いのです。
ビットコインのゴールデンクロス
ビットコイン相場のメディア記事ではデスクロスばかりが話題になっています。
しかし、デスクロスは連続して起こることはありません。デスクロスが起こると50日移動平均線が200日移動平均線の下に位置します。一度、50日移動平均線が200日移動平均線とクロスして上に位置しなければ、再びデスクロスが発生することはないのです。
このクロスはゴールデンクロスと呼ばれています。
ゴールデンクロスが起こると相場が上がるトレンドが生まれていて、ビットコインの値上がりを期待できる状況です。
近年のデスクロスの後には必ずゴールデンクロスが発生しています。ビットコインのゴールデンクロスについても何が原因だったのかを見ておきましょう。
2019年のゴールデンクロス
ビットコインは2019年の4月から急騰を始めて、ゴールデンクロスを形成しています。
2019年のゴールデンクロスは何か特定の事件があったから発生したわけではありません。1年以上もレンジ相場が続いていたのが当時のビットコインの状況でした。
デッドクロスがあってからずっと低迷していたため、さらに下落が進むのではないか、一転して常勝が起こるのではないかという憶測が飛び交っていた時期です。
2019年の最高値が記録された直後にビットコイン相場が上がり始め、ついにはゴールデンクロスが形成されました。その後も3ヶ月近く上昇トレンドが継続しています。
このトレンドの発生は自動取引による影響だったと推察されています。最高値を付けた影響で、その後の相場の一時的な下落の後、大きな反発が起こるだろうと期待されたのです。
結果としてビットコインが急速な勢いで買われ、需要と供給のバランスの影響で高騰が起こったと考えられています。
2020年のゴールデンクロス
2019年~2020年にはデスクロスとゴールデンクロスが繰り返されました。最終的には2020年半ばに発生したゴールデンクロスでクロスの繰り返しは終わり、その後はビットコインの高騰が起こっています。
2020年初頭に発生した新型コロナウイルスの影響を受けて、仮想通貨への期待が高まりました。世界的に有名な企業でもビットコインの導入を検討する見解が示され、今後はビットコインが商品やサービスの購入に広く利用できる時代が来るという認識が広まったのです。
さらに、感染拡大防止のために世界的に外出自粛が進められました。リモートワークが常識的になり、オンラインサービスの充実が図られたのがこの時期です。
Zoomが登場したりと色々と変化が激しい時でしたね!
ビットコインを代表とする仮想通貨の社会的価値が高まるという考えが浸透し、相場にはっきりと示されるようになったのが2020年の半ばだったと考えられます。
投資動向を見てさらにビットコインの導入を検討する企業が増えました。その追い風によって史上最高値を記録するほどにビットコインが高騰したのです。
ハイローオーストラリアでデスクロスを生かす
ハイローオーストラリアはデスクロスに着目すると攻略できるのでしょうか。
実はデスクロスを直接的に生かすのは簡単ではありません。その理由を理解した上で、移動平均線をどのように使うと攻略できるかを考えてみましょう。
デスクロスは長期トレンドを見る指標
ビットコイン相場の下落を示すデスクロスは長期トレンドを見る目的で用いられています。
50日移動平均線と200日移動平均線を用いるテクニカル分析では、数ヶ月単位での相場の動きを予測できます。
しかし、1分後や15分後、あるいは1日後の相場を予測するのには使えません。タイムフレームが違うと移動平均線による予測は通用しないのです。
ハイローオーストラリアでは最長でも1日取引なので、あまり長期すぎてダメですね...
そのため、ニュースで話題になっているデスクロスはハイローオーストラリアで直接的に使うことは困難なのです。
デスクロスを生かすハイローオーストラリアの攻略の仕方
ハイローオーストラリアはデスクロスに基づいて攻略することは実は可能です。単純にデスクロスがあったから相場が下がると予測し、ローで取引をしても意味がないと考える人も多いでしょう。
しかし、デスクロスが発生しているときは相場が下がる傾向があります。ハイよりもローの方が当たりやすいと考えられる相場状況なのです。
デスクロスが発生する時期は全体的に相場が下がります。この時期にはテクニカル分析を通してローで取引すべき情報が揃ったときだけ取引すると勝率が向上するでしょう。
ビットコインの価格が下がる力が強い相場ので、ローの予測の方が信憑性が高くなるからです。100%勝てるわけではなくとも、勝率を高めるには効果的な攻略の仕方です。
ビットコインは注目されているのでデスクロスが発生する前から話題になります。話題になったらローで取引するルールにして、勝率を上げるのが合理的です。
移動平均線の期間を変えて攻略
デスクロスは50日移動平均線と200日移動平均線を使いますが、期間の設定を変更すればハイローオーストラリアのビットコインの取引時間に合わせられます。
15分取引をするなら7分と21分といった組み合わせにして分析するとデスクロスによるビットコイン相場の下落を予測できます。
2本の移動平均線を使うと簡単に相場予測が可能です。デスクロスだけでなくゴールデンクロスも使えるので、積極的に活用してハイローオーストラリアを攻略しましょう。
まとめ
ビットコインの人気の高騰によって相場情報がメディアでよく取り上げられるようになりました。デスクロスによって相場が下落する兆候があることが話題になり、今後の相場動向が注目されています。
デスクロスは移動平均線のデッドクロスです。
移動平均線によるテクニカル分析は簡単で使いやすいため、ハイローオーストラリアを攻略するのにもよく活用されます!
ここで紹介した攻略の仕方を使えば、ハイローオーストラリアのビットコインを攻略できるでしょう。
ビットコインでバイナリーオプションをしやすいハイローオーストラリアでは移動平均線を活用する意義が大きく、勝率も上げられます。
デスクロスが起こる状況の今は取引をしやすいので、ハイローオーストラリアを使ってしっかりと稼いでいきましょう。