ハイローオーストラリア(Highlow.com)でRCIを使えば勝てるという噂を聞いたけれど本当なのかと疑問に思っている人もいるでしょう。
本当に勝てるならハイローオーストラリアの口座開設をしたいけれど、勝てないなら他の業者にしようと考えているかもしれません。
ところが、RCIについて調べてみると途方もなく難しい計算式が出てきて面食らってしまいがちです。バイナリーオプションで利用されているテクニカル指標の中でも突出して難しい計算方法に見えるでしょう。
しかし、ここで諦めてしまうとハイローオーストラリアで勝てる方法を身につけることはできません。
徐々にでも身につけられるよう頑張りたいテクニカル分析です!
RCIはテクニカル指標の中でも歴史が長いことが知られていて、統計学でRCIの理論が用いられるようになったのは1904年に遡ります。
スピアマンの順位相関係数と呼ばれる統計学の理論に基づいているのがRCIの特徴で、統計処理としての信用性の高さは歴史の長さが物語っています。
この記事ではRCIの基本原理をわかりやすく解説します。RCIでハイローオーストラリアは勝てるという噂が本当なのかをここでじっくりと考えてみましょう。
目次
RCIは相関分析に使う統計指標
RCIはRank Correlation Indexの略称で、日本語では順位相関指数と言います。統計学では相関分析に用いられている方法で、1904年にスピアマンによって論文発表されている手法です。
着目している指標について順位付けを行って相関関係を評価するのが特徴で、相場分析では価格と時間という二つの指標について相関関係を分析するというのが基本的な考え方です。
簡単に言うと、相場の時間の順位、価格の順位を付けて、その相関関係を見ます。
その際に時間と価格に正の相関があるときには上昇トレンドがあり、負の相関があるときには下降トレンドがあるといった判断が可能です。
ただ、厳密に言えばトレンドが発生しているとは限らず、レンジ相場で価格が上昇している、あるいは下降している局面のこともあります。相場の値動きの方向性を相関関係から見極められると考えると良いでしょう。
RCIの計算方法からわかること
RCIの計算方法はやや複雑ですが、相関分析によって何がわかるのかを理解するには読み解くことが大切です。
RCIは期間nに対して以下の計算式によって算出されます。
RCI=(1-6d/n(n^2-1))×100
ここでdは日付の順位と価格の順位の差を2乗したものの総和です。日付の順位は当日を1として一日前は2、二日前は3という風に遡るごとに1を加えていくことで定めています。
価格の順位は対象としている期間nの中で高い順に1、2、3…と付けていきます。
例えば
例えば、日付の順位と価格の順位が一致したとしましょう。
この場合には最近の日付で最高値になる上昇傾向があります。この際には価格と順位の差が全て0なので、RCIは100です。
逆のパターンとして、日付の順位と価格の順位が真逆になっていて短調に価格が下がっているとしましょう。このパターンも計算してみると、RCIは-100になります。
つまり、単純に解釈すると価格が上昇傾向にあるときにはRCIが100に近づき、下降傾向がある場合には-100に近づいていくのがRCIの特徴です。
さらにRCIは期間による補正を受けていますが、基本的にdが大きいほどRCIは小さくなり、dが小さいほどRCIが大きくなります。
dは日付の順位と価格の順位の差を2乗した合計値なので、日付と価格の順位の乖離が大きいときほどdが小さくなります。
上述の計算からわかるように、両方の順位が一致しやすいときは正の相関があって上昇傾向が見られると解釈できます。価格の上下動が少し起こるとdが小さくなるのでRCIも小さくなります。
そして、正の相関よりも負の相関を持っている様子が生じるとRCIが0を割ってマイナスの値になり、完全に逆転した順位関係になると-100に到達します。
そのため、RCIが大きくなったときには上昇方向に相場が動く様子があり、RCIが小さくなったときには下降方向に向かおうとする相場になっていると解釈することが可能です。
この計算の際に順位の差の絶対値を取っているのではなく、2乗を計算しているのもRCIのポイントです。2条にすると順位の差が大きかったときにdが飛躍的に大きな値を示すようになります。
そのため、RCIは順位の乱れを起こすような値動きに対する感度が高く、価格が上がり始める、あるいは下がり始めるタイミングを見極めるのに有効と言えます。
RCIをハイローオーストラリアで使うとのき考え方
RCIを指標にしてハイローオーストラリアでエントリーするときにはどのようにして考えたら良いのでしょうか。
RCIが100に近いと単調に価格が上がる相場で、-100に近いと単調に価格が下がる相場です。その流れに乗って順張りでエントリーする方法が最も単純でしょう。
しかし、相場はいつまでも同じ傾向の値動きを続けるわけではないのでリスクが高いエントリー方法です。
RCIが±100に近づいているときには買われすぎや売られすぎになっていると解釈するのが一般的です。
一般的に80%を超える場合にシグナルが出ているとされています!
この考え方はオシレーター系インジケーターの大半に共通するもので、あまりにも値上がりする相場では反発が起こって値下がりが起こりやすくなるといった見方をします。
そのため、RCIが100に近ければ買われすぎで値下がりをするからLOWエントリー、RCIが-100に近ければ売られすぎで値上がりをするからHIGHエントリーと考えられます。
しかし、このような解釈では相場の動きを全く見ていません。RCIがずっと100近くを推移するようなこともあるため、安易に現在のRCIの値を見てエントリーするのはリスクが高いでしょう。
ハイローオーストラリアで勝てるようにするために必要なのはRCIの変化を見ることです。RCIが変化したときには日付と価格の順位の差が変動しています。
RCIが大きくなっているときには上昇傾向、小さくなっているときには下降傾向です。
そのため、RCIが上昇を続けていて100近くなり、突然RCIが小さくなったときはLOWエントリーのポイントです。相場の動きが下降方向に切り替わったのを示唆するサインになるからです。
買われすぎの状況で価格が下がる動きが生じたときにはそのまま当面は下落を続ける可能性が高いので、勝てる可能性が高いエントリーサインと言えます。
このようにRCIは数値の変化を見ることが重要になるテクニカル指標です。たった今の数値よりも前からどう変化したかを確認する必要があるとわかると、ハイローオーストラリアで活用できます。
RCIの期間の解釈
RCIでは期間の設定が重要な意味を持ちます。
RCIの計算では設定した期間全体にわたって順位を付けるため、期間が長いほど古い時期の価格を反映した相場の傾向を見極められます。この点を考慮して期間の異なるRCIを組み合わせたエントリーポイントの見つけ方も考案されています。
この手法を理解するためには期間設定とRCIの意味を正しく理解することが必要です。
短期、中期、長期の組み合わせとしては(9、13、18)や(5、26、52)がよく用いられています。
週足以上では(9、13、18)、日足以下では(5、26、52)と設定するトレーダーが多いので参考にしておきましょう。
短期RCI
短期RCIは目の前での値動きの方向性を見るのに用います。バイナリーオプションでは次足の値動きを見極めるのが基本なので、短期RCIが最も有用です。
エントリーポイントを決めるときには短期RCIで判断するのが良いでしょう。
中期RCI
中期RCIはトレンドの転換点を探すときに活用されています。直近の価格だけでなく少し前まで考慮したRCIになっているため、値動きの方向性が反映されているのが中期RCIです。
上昇トレンドから下降トレンドへ、レンジ相場からトレンド発生へという流れを見るときに有効な指標です。
長期RCI
長期RCIは相場を長いスパンで見たときにどんな方向性を持っているかを判断するのに使います。バイナリーオプションでは長期取引をしないのであまり使われていませんが、短期RCIや中期RCIと組み合わせる分析手法も開発されています。
相場の全体像をつかむのはダマシのリスクを下げるのに重要なので参考として活用しましょう。
RCIならハイローオーストラリアで勝てるのは本当?
ハイローオーストラリアでRCIを使うと本当に勝てるのかは、期間設定を上手に使う手法を見てみるとわかります。期間をうまく決めて順張りエントリーポイントの見つける方法を見ていきましょう。
ローソク足や移動平均線に加えて、短期RCIと中期RCIを使ってエントリーのタイミングを見分ける手法を紹介します。
MT4のように高度な分析ツールを用いるとRCIは複数同時に表示できるので、予め短期RCIと中期RCIを準備してトレードに臨みましょう。
RCIのゴールデンクロスによるエントリー
ゴールデンクロスとデッドクロスは相場の動きを見るのによく用いられる考え方です。
RCIの短期線と中期線を使う方法も相場を読むのに活用できるため、エントリーポイントを見つけるのに有効です。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロス:短期RCIが中期RCIに下から接近してクロスし、上に向かって増加
デッドクロス
デッドクロス:短期RCIが中期RCIに上から接近してクロスし、下に向かって減少
ゴールデンクロスのときには直近の値動きが、少し前までの値動きを考慮した場合に比べて上昇傾向があると示しています。
バイナリーオプションではローソク足を見たときに底値圏に入っていて、短期RCIが-100に近いときがスタンバイです。この状況でローソク足が陰線から陽線に変わったと同時にRCIのゴールデンクロスが発生したらHIGHエントリーです。
トレンドの発生点を狙う方法なので確実性が高いですが、ダマシのリスクも考慮して安全策を練っておくとさらに高確率でトレードに成功できます。
例えば、移動平均線を使って短期線、中期線、長期戦がこの順番で上から並んでいるなら上昇トレンドの発生を示しています。
このような保険もかけると勝てるようになるでしょう。
RCIを使うときの注意点
RCIならハイローオーストラリアで勝てるのではないかとゴールデンクロスやデッドクロスを使うエントリー方法を見て思った人も多いでしょう。
わかりやすい方法でエントリーできるとバイナリーオプションはとても取引しやすくなります。
ただ、ダマシのリスクを回避する必要がある点には注意が必要です。
もう一つ注意が必要なのが一般的にRCIはレンジ相場ではあまり役に立たないことです。レンジ相場では順位が頻繁に入れ替わってしまい、RCIの数値が大きくなりがちだからです。
そのため、明らかにトレンド相場になっている状況でRCIのゴールデンクロスを狙うのが効果的です。
移動平均線以外にもパラボリックや一目均衡表のようにトレンド分析に適しているインジケーターは他にもあります。
うまく併用すればハイローオーストラリアで勝てるようになるので、使いやすいものを選んで活用していきましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアはRCIがわかっていると勝てるのかどうかがわかったでしょうか。RCIの基礎からエントリーの方法まで理解すると、きちんとした根拠に基づいてエントリーできることがわかります。
RCIは統計学の知識を持っていないとわかりづらいのは確かです。しかし、長い歴史を持っている相関分析の基本手法を応用しているものなので、信頼性が高い取引根拠を手に入れられるテクニカル指標だということはわかったでしょう。
ハイローオーストラリアで勝てるようになるにはRCIの変化に着目するために短期RCIと中期RCIを使う手法を身につけるのが大切です。
ハイローオーストラリアで取引するときにはこれから相場が上がるか下がるかを判断するのが基本です。その重要な根拠を導き出せるRCIは有用な取引指標となります。
最後に紹介したようにRCIだけでエントリーを決めるのはリスクを伴います。そのため、RCIがわかれば勝てると安易に考えることはできません。
しかし、RCIを移動平均線などと組み合わせれば勝てる可能性が飛躍的に上昇します。
ここではゴールデンクロスやデッドクロスを使い、移動平均線と併用する初歩的な分析手法を紹介しましたが、他のインジケーターと併用するとさらに幅が広がります。
RCIをマスターしてハイローオーストラリアで勝てる取引を進められるトレーダーを目指しましょう。