ハイローオーストラリア(Highlow.com)で稼げるようになるためにもっと正確に予想を立てられるようになりたいという人は多いでしょう。
ハイローオーストラリアの攻略をする上ではダウ理論が重要になります。
ダウ理論は相場理論として最も有名なもので、株式投資やFXに取り組んでいる投資家や、経済学について本格的に学んだ人なら誰でも知っています。
ダウ理論を学べばハイローオーストラリアの攻略をしやすくなるので、これから本気で稼ぎたいと思っているなら理解して活用を目指すのが肝心です。
攻略にはテクニカル分析が必須で、その基本理論がダウ理論となります。
この記事ではダウ理論の基本原則をハイローオーストラリアで使うことを念頭に置いて紹介します。
正確な予想を立ててハイローオーストラリアを攻略できるようになるための重要な基礎を身につけましょう。
目次
- ダウ理論の基本原則
- 基本原則の意味
- 1. 市場(平均)は全ての事象を織り込む「The Market Discounts Everything」
- 2. トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される「There Are Three Primary Kinds of Market Trends」
- 3. 主要なトレンドは3つの段階から形成される「Primary Trends Have Three Phases」
- 4. 価格は相互に確認される必要がある「Indices Must Confirm Each Other」
- 5. トレンドは出来高でも確認されなければならない「Volume Must Confirm the Trend」
- 6. トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する「Trends Persist Until a Clear Reversal Occurs」
- ダウ理論でハイローオーストラリアを攻略?
- まとめ
ダウ理論の基本原則
ダウ理論はアメリカのチャールズ・ダウが打ち立てた株式市場相場の理論です。
チャールズ・ダウは米国の株価指数として有名なダウ・ジョーンズ工業株平均株価を生み出した人で、19世紀後半に投資家兼アナリスト兼ジャーナリストとして活躍していました。
ダウ理論はもう100年以上の歴史を持っている古い理論ですが、市場相場の動きをよく説明していることから経済学の教科書にも載っています。
テクニカル分析の基礎理論なので、ハイローオーストラリアのバイナリーオプションで主流の外国為替相場の予測にも当然ながら使えます。
ダウ理論は以下の6つの基本原則から構成されています。
基本原則の意味
これらの詳細を読み解くのはダウ理論を理解するには欠かせません。
ただ、全貌を先に理解しておいた方が個々の原則の意味がわかりやすくなります。
ダウ理論は「相場に規則性・周期性があること」を原則としているのが特徴です。
それと同時に「テクニカル分析が有効だと根拠づけている」理論にもなっています。
このような観点から基本原則を大まかに解読していきましょう。
1. 市場(平均)は全ての事象を織り込む「The Market Discounts Everything」
この原則は平たく言えば市場価格を見ていれば全ての現象の結果が反映されているから十分だという意味です。
テクニカル分析で価格の推移を予測できる根拠となる原則と言えます。
市場の価格は色々な要因が複合的に重なった結果を示しています。
ダウが研究をしていた株式市場の価格の場合には、対象としている企業の活動や実績だけが株価を決めているわけではありません。
競合他社の状況、事業に関連する法規制などの政治的な動き、世界的なニーズの変化、経済情勢の変動などが全て平均化されて価格が決まっています。
為替レートの場合にも注目している通貨ペアの二国の情勢だけが影響するわけではありません。
その通貨を持っている企業や投資家の思惑や都合、政治や経済などの世界的な動きを反映しています。
そのため、市場価格は世の中で起こっている全ての結果が一つの数字として示されたものだと考えられるのです。
世界中の様々な現象を読み解くよりも、相場を分析していけば単純化できるという理論になっています。
バイナリーオプションでもテクニカル分析でエントリーのタイミングを決めるのが定石です。
例えば、米ドル円で取引をしようとするときにユーロ円やユーロドルのチャートまで分析しなくて良いのは、ユーロの影響も米ドル円のチャートに反映されているからだと考えられます。
2. トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される「There Are Three Primary Kinds of Market Trends」
ダウ理論ではトレンドを以下の3つに分類していて、他の原則と組み合わせると市場はトレンドによってコントロールされていると考える理論になっています。
◆短期トレンド:1時間~1ヶ月
◆中期トレンド:数週間~数ヶ月
◆長期トレンド:1年~数年
このようなタイムフレームごとに異なるトレンドが発生している可能性があるため、自分が分析したい期間の設定に注意が必要だということを示しているのがこの原則です。
例えば、アメリカの株価指数の1つとして知られるS&P500は10年くらいの長期で見ると右肩上がりです。
しかし、2020年の動きを見ると、当初は新型コロナウイルスの感染拡大に伴って中期的な下降トレンドがありました。
その状況から新たなトレンドが生じて、2020年の後半には中期の上昇トレンドが発生しています。
ただ、もっと短い期間で見ると大統領選や米国雇用統計の発表の影響を受けて下降トレンドも上昇トレンドも短期的に起こっていました。
このようにトレンドを期間ごとに考えることで、正確な相場分析ができるというのがダウ理論です。
ハイローオーストラリアのバイナリーオプションでは専ら短期トレンドを追うことになります。
数週間や数年といったタイムフレームでの動向は気にすることなく、注目している期間でのテクニカル分析に注力して良いと考えることが可能です。
3. 主要なトレンドは3つの段階から形成される「Primary Trends Have Three Phases」
ダウ理論におけるトレンドの定義を明確にしているのがこの原則です。
トレンドには3つの段階があって、先行期、追随期、利食期の順に進んでいくと考えています。
簡単に言えば、トレンドが発生するきっかけがあり、そのトレンドを加速させる動きが生まれ、最後には決済によるトレンドの収束が起こるという原則です。
先行期
株式投資では株価が上がると予想された株式を購入し、株価が上がった時点で売却して利益を得るのが基本です。
先行期はこの株を買ったら良いのではないかという株式に大口の投資家が着目して買ったときに瞬間的に生じる値上がりです。
追随期
それを見て、買おうかどうしようかと悩んでいた投資家も決断をして同じ株式を購入し、追随期に入ります。
これによって明確な上昇トレンドが発生し、次々に買われることで価格は急騰します。
利食期
そして、十分に上がったと判断した投資家が株式の売却を始めて利益の確定をすると、株価が上がらなくなっていきます。
その様子を見て他の投資家も利益を確定し、利食期が訪れてトレンドが終わります。
通貨の取引でも割安な通貨を買って割高なときに売って利益を得るのが基本です。
そのため、ダウ理論と同じトレンドの3段階という考え方が通用します。
この原則が成り立っているからこそ、トレンド発生を見てエントリーするバイナリーオプションの順張りが有効と考えられるのです。
4. 価格は相互に確認される必要がある「Indices Must Confirm Each Other」
市場では価格にも色々なものがあります。
株式市場なら企業ごとの株価があり、為替市場ならあらゆる通貨ペアごとにレートが決まります。
これらは相互に関連しているので、一貫した変化を起こしているというのがこの原則です。
株価
株価なら工業平均株価と鉄道平均株価のトレンドには相関があります。
工業が発展すると製品を運ぶ鉄道業が儲かり、鉄道の技術が向上して運送コストが下がると工業も調達や増産が容易になるからです。
為替レート
為替レートなら例えば円高になったらクロス円の価格はどれも同じ影響受けるでしょう。
全ての通貨が互いに関連しているので、一つの通貨ペアだけ突然値動きを起こしたとしたら、それは転換のシグナルではないと考えるのが適切だと考えられます。
この他にも日経225/米ドルがクロス円の相場とは相関関係があることが知られています。
通貨ペアだけでなく他の経済指数との関連性も知っていると、さらに正確な予測を立てられるようになります。
ハイローオーストラリアでは通貨ペアだけでなく、株価指数などを使うCFD指標による取引も可能です。
ダウ理論を活用すると他の経済指数によるバイナリーオプションにも取り組みやすくなります。
取引の幅が広がるのでハイローオーストラリアの攻略が容易になります。
5. トレンドは出来高でも確認されなければならない「Volume Must Confirm the Trend」
価格の上昇や下落は売買によって起こっています。
そのため、トレンドが発生しているときには、売買の傾向も同じ方向性を持っている必要があるというのがこの原則の言っていることです。
出来高は「Volume」で、取引の成立量を指しています。
上昇トレンドが起こっているときには株式市場なら株式が買われているのが通常の状況です。
為替市場ならドル円の相場であればドルが買われています。
このような売買が行われていないのにトレンドができているかに見えたときには、偽物のトレンドだと判断するのが妥当だと考えられます。
トレンドが発生しなかったというダマシのケースはしばしばテクニカル分析をしていると起こります。
実はわずかな投資家が資金を動かしただけで、全体としてみるとトレンドを発生させるような取引の成立数は増えていないのが原因だと考えるのがダウ理論です。
6. トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する「Trends Persist Until a Clear Reversal Occurs」
ダウ理論の6番目の原則はテクニカル分析との関わりがもっとも深いです。
トレンドの継続性と転換点の存在が示されています。
テクニカル分析でトレンドが発生したら順張りをするのと同様に、トレンドの転換シグナルが見つかったら逆張りをします。
この二つが成立する根拠となっているのがこの原則です。
トレンド転換の際には必ずシグナルが出てくるので、チャートで価格を見ていればこれから起こることを予測できると言えるわけです。
バイナリーオプションでの逆張りが通用するのはこの原則が成り立っているからに他なりません。
また、シグナルが出なければトレンドが継続するので、そのタイミングまでは順張りが可能だと考える根拠になります。
ハイローオーストラリアのハイロー取引ではトレンドが3つのどの段階にあったとしても、同じ方向に動いている限りは予想が当たります。
シグナルが出ない限りは順張り、シグナルが出たら逆張りというやり方で稼げることが想像できるでしょう。
ダウ理論でハイローオーストラリアを攻略?
ダウ理論はテクニカル分析の基盤となっている重要な理論なので、ハイローオーストラリア攻略にも使えるのは事実です。
ただ、ダウ理論はあまりにも基礎的なのが問題になる可能性があります。
世の中で宣伝されている攻略法の根拠をたどってみると、結局はダウ理論に基づいていたということが多いのです。
そのため、ダウ理論に基づいて取引方法を編み出していくとハイローオーストラリアを攻略できるのは確かですが、ダウ理論を学んだだけですぐに全勝になるわけではありません。
ダウ理論に基づいて取引方法を編み出していくことがハイローオーストラリアの攻略につながります。
ダウ理論がハイローオーストラリアの攻略につながることを理解するために、よく知られている「三尊天井」をダウ理論から分析してみましょう。
一般に上昇トレンドが発生しているときには終値が一様に上がっていくわけではありません。
大小の上下動を起こしながら高値と安値が両方とも高い方に更新されていきます。
これがダウ理論の追随期です。
そして、あるときに高値が更新されないときがやってくる場合があります。
これが明確なトレンドの転換シグナルで、下降トレンドが発生すると考えるのが基本です。
利食期に入って売りに出る投資家が全体として増えて優位になったと判断できます。
それまでは価格が下がっていても出来高が十分ではなかったので上昇トレンドが続いていました。
このシグナルによって売りが優勢になり、新しい下降トレンドが発生したと解釈できるのです。
そのため、上昇トレンドで高値の更新が見られなかったときには下降トレンドが発生すると見越してLOWエントリーをすると当たる可能性が高いでしょう。
このようなチャートの形状を三尊天井と呼んでいて、特に最後の高値が二つ前の高値よりも低かったときにはシグナルとして強いと判断し、エントリーポイントとするのが一般的です。
ダウ理論に基づいてよく知られているハイローオーストラリアやバイナリーオプションの攻略法を分析してみると内容をよく理解できます。
この例に倣って自分が知っている攻略法やエントリールールを分析して体得していきましょう。
それが自分の理論に基づく攻略法を構築する基礎になります。
まとめ
ハイローオーストラリアの攻略にはテクニカル分析をするのが効果的です。
その基本理論となっているのがダウ理論で、テクニカル分析が通用する根拠となっています。
ダウ理論に基づいてハイローオーストラリアの攻略法を構築していけば、高い確率で勝てる取引方法を生み出していけます。
何を根拠にしてテクニカル分析の仕方を考えていけば良いかわからずに悩んでいた人も、ここで学んだダウ理論を活用して自分の取引方法を作っていきましょう。
ハイローオーストラリアの攻略に本当に有用かどうかはデモ取引を通して評価できます。
新たに作り上げた取引方法はハイローオーストラリアのデモ取引を通して本番で使えるかどうかを確認するのが安全策です。
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