ビットコイン相場は2021年の下半期に入ってから急変とも言える短いトレンドの発生が相次いでいます。
全体としてはレンジ相場が多いので、逆張りを狙ってコツコツと稼ぐのがハイローオーストラリア(Highlow.com)では合理的な時期です。
ハイローオーストラリアではターボ取引を中心としてビットコインのバイナリーオプションをやりやすいサービスが整えられています。ターボ取引はペイアウト率が高いのでうまく活用して勝ちたいと思っている人も多いでしょう。
ターボ取引では取引時間を何分にするかがまず大きな悩みになります。
ここではCCIによる逆張りで、どの取引時間を選んだら良いかを検討してみました。CCIがビットコイン相場でも通用するかどうかも同時に検証したので、ぜひハイローオーストラリアのビットコイン取引に活用してください。
目次
CCIによる取引手法
CCIは商品取引で用いられてきたテクニカル指標です。詳細は以下の記事にまとめてありますが、一般性の高い考え方に基づいて作り上げられているテクニカル指標なので、為替相場でも有用なことがわかっています。
ほとんどの通貨ペアで有効と言われているので、仮想通貨(暗号資産)でも使えると考えられるでしょう。
CCIはオシレーター系なのでレンジ相場で逆張りをするときに有効です。
なお、CCIを使うときの基本的な取引条件として知られているのが以下の2つです。
✓ CCIが100を超えたらローエントリー
✓ CCIが-100を下回ったらハイエントリー
CCIが100を超えたときには買われすぎの相場なので、反発が起こって売られて価格が下がると予想できます。逆にCCIが-100を下回ったら売られすぎの相場で、反発によって価格が上がると考えるのが定石です。
ビットコインのターボ取引×CCI
基本の取引手法を使ってCCIによるターボ取引がどの取引時間で有効なのかをビットコイン相場で見てみましょう。
ハイローオーストラリアでは30秒取引もできますが、急変が起こりやすくてリスクが高く、検証結果の信憑性も低いことからここでは割愛します。
ビットコイン相場としては7月の激変が収束しつつあった7月30日の1時間に着目してみます。参考として逆張りによく用いられているRSIも表示したチャートを載せているのでCCIの有効性をRSIと比較しながら見ていきましょう。
1分のターボ取引×CCI
1分のターボ取引についてまずは検証してみましょう。
以下の1分足チャートではCCIに基づく取引タイミングが3回あったことがわかります。この間にRSIの基本的な取引手法である70%以上、30%以下のタイミングはありませんでした。
最初にCCIが-100を下回った後は陰線で、反発が起こったのはさらに次の足でした。次にCCIが100を超えた後も陽線で、二つ後になってから反発が起こっています。その次に-100を下回った直後は陽線だったのでようやく予測が当たりました。
この結果を見るとCCIによる予測はビットコインの1分取引では失敗しやすいことがわかります...
取引手法に従って見計らったタイミングよりも遅れて反発が起こっている傾向があります。1分取引ではCCIの感度が合っていないと考えられるでしょう。
ここで留意しておくと良いのがCCIがピークを形成した後は逆張りが成功するタイミングになっていることです。どの場合にも反発が起こっているので、±100ではなく、+160や-200といった基準を設けていれば取引に成功できたとわかります。
相場によってCCIは基準を変えることが重要です。取引時間を厳選することで解決できることも多いですが、同じ取引時間にこだわりたいならCCIの基準をいくつにするかを考えてみるのも良い方法です。
3分のターボ取引×CCI
3分のターボ取引の場合にはどうなったのかを、同じ1時間のチャートからチェックしてみましょう。以下のように3分足チャートでは2回のチャンスがあったことがわかります。
3分足チャートを見るとCCIが100を超えた後は陰線、-100を下回った後は2回とも陽線でした。どちらも逆張りをすることで成功できたことがわかります。
ただ、このチャートでは1分足チャートの場合と違い、CCIがピークになった後に必ず反発する結果になっているわけではありません。最後に-100を下回ったときのピークの後は陰線だからです。
単純にピークを検出できるように基準を設ければ良いわけではないこともこの結果からわかります。
なお、この期間にRSIでの取引チャンスは一回もありませんでした。
5分のターボ取引×CCI
5分のターボ取引は1時間では12回しかチャンスがないので取引のチャンスがあまりありません。今回選んだ1時間にはCCIが100を超える、-100を下回るといったタイミングはありませんでした。
ただ、チャートの始めの部分が-100を下回っているので、少しだけ遡って結果がどうなっていたかを見てみます。
-100を下回った次足は陽線なので反発が起こったことがわかりました。1例しかないのでCCIが本当に有効かどうかを判断することはできません。さらに先を見てビットコインの5分取引でCCIが使えるかを見てみましょう。
CCIが100を超えた次足は陽線でした。その後、一時的に100を下回り、次足でまた100を超えています。このようなタイミングではCCIによる予想は外れる場合が多いですが、結果としてはやはり陽線になっていました。
ただ、どちらのケースも少し遅れて陰線が出ています。
5分取引ではCCIの感度と反発の動きにずれがあったと考えることができるでしょう。
念のため、その次まで見てみると以下のようになっています。
CCIは100を3回超え、-100を1回下回りました。その全てで反発が起こっているので、この期間に取引をしていたら全勝だったことになります。
通算すると5勝2敗で勝率71.4%です。長い目で見て取引をすれば5分のターボ取引で稼げる可能性があることがわかります。
なお、ここまでずっとRSIは30%~70%に入っていました。一度も取引できる機会がなかったのに対して、CCIではたくさんチャンスがあったのです。
3分取引×CCIの有効性を徹底検証
3戦3勝から始まった3分のターボ取引の場合には、その後を追跡していくとどのような結果になったのかが気になっている人も多いでしょう。
ハイローオーストラリアでは3分取引ならペイアウト率が1.9倍、5分取引ならペイアウト率が1.85倍です。どちらにも有効なのだとしたら3分取引の方が利益も大きくなるから良いと考えられるでしょう。
ビットコインの3分足チャートで先を見ていくと以下のようになっています。
最初の-100を下回ったタイミングは上で確認したものです。この期間にはCCIが100を2回超えましたが、どちらも次足は陽線で反発が起こっていませんでした。2戦2敗、通算すると5戦3勝2敗です。
次の1時間を見てみると1度だけ-100を下回りました。この後は反発が起こって陽線になったので勝ちです。通算結果は6戦4勝2敗になりました。
ここではRSIが一度70%を越えていました。次足では反発があって陰線になったので予想が当たったと言えます。
さらにもう1時間を見てみると、CCIが100を4回超えています。その全てで次足が陰線になっているので4選4勝でした。結果を集計すると10戦8勝2敗です。
もう1時間だけ取引を続けたとすると、-100を下回る機会が2回、100を超える機会が1回ありました。
見事にどのケースも反発が起こっていたので3連勝です。通算では13戦11勝2敗になっています。ここまで取引を続けた場合にはCCIでの3分取引の勝率は84.6%です。
これまでにRSIは合計で1回しか取引条件を満たすことがありませんでした。
負けなかったという点では優れていますが、チャンスがあまりにも少ないと言わざるを得ないでしょう。
実はこの後も3分取引の成績はよく、この日にCCIで取引をしていたとしたら大勝になっていました。
12時から16時半までの結果について3分取引と5分取引を比較すると以下のようになりました。
3分取引:10勝2敗 勝率83.3% ※上の検証結果の最後1回は16時半を過ぎていた。
5分取引:5勝2敗 勝率71.4%
仮に毎回1万円ずつ取引をしていたとすると、それぞれで得られた利益は以下のようにして計算できます。
3分取引:10×10000円×1.90-12×10000=70000円
5分取引:5×10000円×1.85-7×10000=22500円
必ずしもいつも3分取引が優れていると言えるわけではありません。しかし、ビットコインでは3分のターボ取引でCCIを使うのが有効なシーンがあるということはわかりました。
CCIの3分取引と5分取引で負けた時間帯を考察
ビットコインの3分取引と5分取引でCCIを使って比較した結果として、どちらもかなり高い確率で勝てていたことがわかりました。どちらの場合にも2敗していましたが、同じ時間帯に負けていたのに気付いた人もいるのではないでしょうか。
冒頭で紹介したようにCCIはレンジ相場での逆張りに強いのが特徴です。トレンド相場では外れやすいのは確かですが、以下のように13:30~14:30頃にはADXの値が15%付近になっていました。
ADXはトレンド相場の有無を判断するのに用いられるテクニカル指標です。25%以上ならトレンドがあると判断するのが基本になっています。つまり、この時間帯はレンジ相場なのでCCIが通用するはずだったと言えます。
ただ、よく見てみるとレンジ相場のレジスタンスラインとサポートラインの位置が14時頃に変わっています。14時頃の上げ相場のタイミングはCCIによる予測が外れたタイミングでもありました。
このようなレンジ相場の移動が起こるときにはCCIが外れるリスクがあると考えることができるでしょう。計算式を詳しく解析してみるとわかりますが、CCIは高値と安値が安定しているときに意味を持つテクニカル指標です。
そのレンジから外れそうな様子があるときや、レンジから外れたときには一旦取引を注意するのが安全策です。ビットコインが安定したレンジ相場に入っているときなら3分取引でも5分取引でもCCIを使えると期待できます。レンジ相場をきちんと分析してから取引を始めるようにしましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアのターボ取引をするときには取引時間の選定が重要だということが実例からもわかったでしょうか。ビットコイン相場でCCIを使ってみると、1分取引では予想がずれてしまうのに対して、3分取引と5分取引では高い確率で的中していました。
レンジ相場で強いCCIを利用したので勝ちやすい条件だったのは確かでしょう。しかし、取引時間の選び方によってはレンジ相場でもCCIがまるで役に立たないことがあることもわかりました。
ただ、CCIは実力があるテクニカル指標だということは確かでしょう。わずか4時間半で勝率80%以上、原資1万円で7万円もの利益を出すことができていたからです。
CCIで取引をしていればいつでもビットコインの3分取引で勝てるわけではありません。しかし、ここで紹介したADXも使ってレンジ相場を狙い、レジスタンスラインとサポートラインを使って分析をしながら取引をすればきっと高い勝率で稼げるでしょう。
CCIはわかりやすいテクニカル指標です!
初心者でも使いこなして取引できるので、ぜひハイローオーストラリアで活用してみてください。