ハイローオーストラリアで口座凍結になり、せっかく稼いだのに出金できずに途方に暮れているユーザーがいるのは知っている人も多いでしょう。
口コミでも口座凍結がよく話題に上っています。口座凍結になるのは禁止事項に触れてしまったことが原因です。
ハイローオーストラリアの禁止事項について利用規約などを通して正しく理解して、誠実な取引をしていればトラブルが起こることはありません。
この記事ではハイローオーストラリアの禁止事項を理解したい人のために、内容を一覧にしてまとめました。
個々の禁止事項について例を挙げながら説明するので、口座凍結を回避してハイローオーストラリアを活用していきましょう。
【要注意】口座凍結や強制解約になる7つの禁止事項
ハイローオーストラリアでは以下のような禁止事項に触れると強制解約になる可能性があります。
要注意の禁止事項
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インサイダー取引
インサイダー取引
- 内部にいる人だけがわかる情報を使う取引。
不正取引として世界的に見なされています。
ハイローオーストラリアでは為替レート、株式指数、商品指数などを使用してトレードができます。関係者だからこそ知っている情報を利用して取引をしたら違反行為です。
例えば
ある企業の社員の友人が「今月末日に倒産する」という話を聞いたとします。
市場への影響力がある企業が倒産すると知ったら、月末に株式指数に影響が出ると考えられるでしょう。グローバル企業なら為替レートに影響がある可能性もあります。
公開情報ではなく、内部しか知らない情報に基づいて取引をしたらインサイダー取引です。
日本でも金融商品取引法で厳しく取り締まられています。
レートの遅延やフロントランニングを狙った取引
レートの遅延を狙う行為やフロントランニングはハイローオーストラリアの禁止事項に当たります。
レートの遅延
- ハイローオーストラリアが提示するレートよりも、他の業者の提示するレートが早かったときに、その業者のレートを見て取引する行為。

フロントランニング
- 金融関係の業務に携わっている人が、クライアントからの売買の取引を成立させる前に自分が取引をする行為。
フロントランニングをすれば一般に知られていない情報に基づいて取引できるので有利です。
しかし、誰でも手に入れられる情報ではないので、公平性を保つためにフロントランニングを狙う行為は禁止されています。
業者間アービトラージや自動売買ツールの利用を疑われる行為
業者間アービトラージや自動売買ツールの利用はハイローオーストラリアで禁止されています。
業者間アービトラージ
- レートの遅延を狙う典型的な方法で、他社が先行して提示するレートを参考にして取引をする方法。
自動売買ツールでは業者間アービトラージを狙って取引する機能を搭載している場合があります。
業者間アービトラージを自動で狙う取引は公正性を失うため、ハイローオーストラリアではできません。
自動売買ツールでの自動取引はユーザーが想定していないタイミングでのエントリーなどのトラブルも引き起こすリスクがあるので、全面的に禁止されています。

クレジットカードの乱用
クレジットカード現金化の可能性が疑わるような、クレジットカードの乱用行為は禁止事項です。
ハイローオーストラリアではクレジットカード入金が便利ですが、一部のクレジットカードについては利用できないので合わせて注意しましょう。

取引金額と比べ、常識の範疇を超える入出金
取引金額よりもずっと大きな金額の入出金をしていると口座凍結になる場合があります。
マネーロンダリングやクレジットカード現金化に使用されていると考えられるからです。
例えば、1万円をクレジットカードで入金した後、一切取引をせずに1万円を出金したら、クレジットカード現金化が目的だと考えるのがもっともでしょう。

このように十分な取引を伴わない入出金が目立つと不正行為を疑われます。
本人確認書類や公共料金書類、郵便物等の偽造
ハイローオーストラリアに提出した本人確認書類などを偽造した場合には禁止事項に触れます。
偽造の事実が発覚した時点で速やかに口座凍結になります。
出金のときに振込先の口座名義が登録名義に一致していなかったのが原因で調査が進むこともあるため、出金手続きのときにもミスをしないように注意することが必要です。
複数口座の開設や他人の口座の運用
ハイローオーストラリアでは1人につき1つだけしか口座を開設することができません。
結婚や離婚をして名字が変わってから口座開設をするといった方法で、本人確認書類を偽造せずにあたかも他の人物として複数口座を持つことも原理的には可能です。あるいは他人に依頼して口座を用意して使うこともできなくはありません。
ハイローオーストラリアでは個人が複数の口座を利用する行為を禁止事項にしているので強制解約になる可能性があります。

その他の禁止事項とみなされやすい取引行為
ハイローオーストラリアでは裁量トレードをしなかったときには禁止事項に触れたと見なされるリスクがあります。
ここでは禁止事項に該当したと判断されやすい取引行為を紹介します。
連打
連打はうっかりミスでもやってしまうことがあるので注意が必要です。
ワンクリック注文をオンにしているとHighやLowのボタンをうっかりダブルクリックして連打注文をしてしまうことがあります。

連打は極めて短時間での注文なので、自動売買ツールの利用とも、スキャルピング取引とも解釈できます。
程度によって解釈は変わりますが、口座凍結になり得るので注意が必要です。
両建取引
両建取引はハイローオーストラリアの禁止事項にも含まれています。自動売買ツールでもリスクヘッジのためによくおこなわれているので問題になります。
USD/JPYでHIGHにもLOWにも同時にエントリーするのが両建取引です。このような取引をするとHIGHかLOWのどちらか一方は当たるでしょう。
ハイローオーストラリアでは転売による途中売却ができるので、当たりにくいと思った方を転売すると安定して利益を出すことが可能です。
このような取引ルールを自動売買ツールに導入すれば勝ち続けられるため、両建取引をした事実が見つかったときには口座凍結になる可能性があります。
コピートレード・ミラートレード
コピートレードやミラートレードは他人の取引に依存しているので裁量取引ではないと判断されます。
コピートレード・ミラートレードは他のトレーダーの取引を真似する方法です。
例えば、あるトレーダーがHIGHと注文したときに同時にHIGHで注文する行為が該当します。
たまたまタイミングが一致することもありますが、何度も同じトレーダーとタイミングが一致しているとコピートレードと見なされるリスクがあります。
集団取引
集団取引も個人の裁量によらない取引と見なされます。
家族全員で相談して、これだというタイミングで全員同時に同じ注文を出すというのが典型的です。
インターネットを使ってトレーダーのコミュニティで相談をして一斉注文をする行為も集団取引になります。
バイナリーオプションレクチャーなどを利用して取引注文のタイミングを教えてもらうと、他のレクチャー生とタイミングが一致して集団取引と見なされるリスクがあります。
スキャルピングやマーチンゲール法などの禁止取引
スキャルピング取引やマーチンゲール法による取引はハイローオーストラリアでは禁止されています。
短時間に連続エントリーするスキャルピング取引は自動売買ツールの使用に近い性質があるので注意が必要です。
上述のように連打が原因でスキャルピング取引と見なされる場合もあるため、落ち着いて取引をしましょう。
マーチンゲール法はカジノで用いられてきた禁じ手です。負けたら金額を倍にしてエントリーするのがマーチンゲール法の基本です。

ペイアウト倍率が高いハイローオーストラリアでは運が良くて資金力もあれば利益を出せる可能性がありますが、禁止事項なので決しておこなわないようにしましょう。
禁止事項に触れてしまった場合のペナルティと解決方法
禁止事項に触れてしまうと口座凍結のペナルティがあるので注意が必要です。ハイローオーストラリアの口座凍結には限定凍結と完全凍結の2種類があります。
ここでは口座凍結の種類による違いと、口座凍結になってしまったときの対処方法を解説します。
限定凍結
ハイローオーストラリアでは禁止事項に抵触した可能性があると疑われた時点で限定凍結になります。
限定凍結とはハイローオーストラリアの標準サービスよりも制限が加えられます。
ハイローオーストラリアの限定凍結では入出金ができなくなるのが最も大きい制限事項でしょう。
取引についても制限があり、一度に1つしか注文をしてポジションを取ることができなくなります。
連続して注文して賢くトレードすることはできなくなるので、トレードスタイルによっては厳しい制限です。
また、取引金額が5,000円に制限されます。
勝てそうなタイミングでまとまった金額のトレードができなくなるので、限定凍結になるとチャンスを逃すリスクがあります。
ただ、限定凍結になっても制限があるだけで取引は可能です。
その後、ハイローオーストラリアから凍結を解除してもらえれば入出金も自由にできるようになります。
完全凍結
ハイローオーストラリアの完全凍結は実質的には強制解約です。
完全凍結になった時点で入金・出金・取引がすべてできなくなります。
ハイローオーストラリアが調査をおこなっている間はアカウントだけは残っていてログインはできることもないわけではありません。
しかし、調査結果として禁止事項に触れていて強制解約すべきと判断されるともう二度とハイローオーストラリアを使えなくなります。
完全凍結になるとハイローオーストラリアの口座残高に残っていた資金はすべて失うことになります。
不正によって獲得したペナルティです。その後、ハイローオーストラリアに口座の新規開設を申し込んでも審査が通りません。
完全凍結になるとハイローオーストラリアで築き上げてきた資産を失い、今後の資産形成のチャンスもなくなります。
口座凍結されたら
ハイローオーストラリアで口座凍結になると何が起こったのかがわからないときもあります。
もし禁止事項に触れたかもしれないというときや、口座凍結の原因がよくわからないときには、ハイローオーストラリアのサポートに問い合わせましょう。
禁止事項に触れた可能性があると言うのではなく、口座凍結になってしまっている原因を知りたいというスタンスでコンタクトを取るのがおすすめです。
ハイローオーストラリアのサポートに問い合わせをすると状況を説明してもらえます。
禁止事項に触れた可能性があって調査している段階だという説明を受けることもあるでしょう。書類の再提出などの手続きを経て限定凍結が解除されることもあります。
完全凍結になっているときには解除されることはあまりありませんが、問い合わせをすれば問題がわかります。
サポートに連絡した結果として限定凍結が解除されたら、新たな疑いを持たれる前にハイローオーストラリアの口座から全額を出金しましょう。
もし特に身に覚えがないのに口座凍結になった場合には、他人にアカウントを乗っ取られているリスクがあるので一度出金をして資金の安全を確保しましょう。
そして、ほとぼりが冷めてからあらためて入金して取引を再開しましょう。
その間にまた口座凍結になっていた場合には他の人にアカウントを乗っ取られていた可能性があります。
あらためてハイローオーストラリアのサポートに連絡して対応してもらいましょう。

禁止行為になりにくい安全なトレード方法の紹介
ハイローオーストラリアには禁止事項があって、うっかりすると口座凍結になってしまう可能性があります。しかし、基本事項を理解したうえで禁止行為になりにくい方法でトレードをしていれば問題ありません。
ここでは禁止行為になりにくい安全なトレード方法を紹介します。
安全なトレード方法
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リスクを抑えた短期取引のポイント
短期取引では自動売買ツールの利用と見なされるリスクが高いですが、禁止行為にならないようにトレードできます。
ハイローオーストラリアでターボ取引をするときには、ポジションをリリースしてから次のエントリーをするようにしましょう。
例えば、3分取引でエントリーしたら、3分後に判定が下りるまでエントリーしないのが安全策です。
途中で転売をしてポジションをリリースしてから、別のポジションにエントリーするのも安全性が高い方法です。

アービトラージを避けたシンプルな戦略
業者間アービトラージは他社の提示するレートに基づく取引です。
基本的にはハイローオーストラリアの提示するレートを見て取引をしていればアービトラージを疑われることはありません。
ただ、経済指標の発表のタイミングのように急激な相場変動が起こるタイミングにエントリーして成功すると、アービトラージを狙ったと思われるような取引になる可能性があります。
平常時にだけ取引をするシンプルな戦略を取ればアービトラージを避けられます。
手動取引でできるリスク管理と時間管理
自動売買ツールはFXや株式投資でよく用いられていますが、バイナリーオプションでは禁止されているので自分の手で取引をしましょう。
「勝てる」「儲かる」と言われる自動売買ツールを購入しても必ず勝てるわけではありません。
自分で相場を分析してリスクと時間を管理しながらトレードするのが安全な方法です。
取引履歴から自分のトレードを見直し、リスク要因を分析して取引手法を改善していきましょう。取引にかける時間のルールも決めて自己管理をすると安心してトレードを続けられます。
トレンドフォロー戦略を活用した取引
裁量トレードではトレンドフォローなら初心者でも簡単に始められます。相場にトレンドが発生しているときに、トレンドの方向に従ってエントリーすれば高い確率で勝てます。
ハイローオーストラリアではトレンドフォロー戦略として、移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターによるテクニカル分析を使うのが一般的です。

また、ハイローオーストラリア独自のインジケーター「トレーダーズチョイス」を使用してトレンドフォローをする方法もあるので活用しましょう。

まとめ
ハイローオーストラリアでは禁止事項に抵触してしまうと口座凍結になってもう二度と資金を回収できず、ハイローオーストラリアで取引もできなくなるリスクがあります。
禁止事項を一通り理解して、疑われないように取引することが重要です。
ハイローオーストラリアで定めている利用規約の禁止事項は、金融や投資の世界では常識的なものです。
良識に従って公正な取引を続けていくように心がけましょう。
もしトラブルがあったときにはサポートに連絡して対応を求めるのがおすすめです。口座凍結になってしまったとしても慌てずにサポートに指示を仰ぎましょう。
