ビットコインの注目度が高まる中、ハイローオーストラリア(Highlow.com)でバイナリーオプション取引を選ぶ人も増えています。ビットコインでターボ取引ができるようになってからは利用者も増加傾向になりました。
ジャックポットの登場によってHighlowロイヤルティ・プログラムのメリットも大きくなり、魅力が向上しています。
ただ、法定通貨ペアに比べて仮想通貨バイナリーはノウハウが流通していないため、どうやって攻略したら良いのかが悩みになりがちです。初心者にとっては2021年に入ってからのビットコインの激動は不安材料でしょう。
ターボ取引の中でもテクニカル分析が効果を発揮する5分取引での攻略法を以下の記事で紹介しました。
この手法に基づいてビットコインが荒れた相場のときでも攻略できるかどうかについて、実例を通して紹介します。
荒れた相場では順張りか逆張りかが大きな悩みになりますが、7月28日~7月29日の二日間の相場でのテクニカル分析を通してどのように考えるべきかを理解してください。
ビットコインの荒れた相場
2021年7月後半になってビットコインは大きく荒れました。ビットコインは5月まで順調に相場が上がっていましたが、中国における規制やテスラの動きを受けて急落を起こしています。
https://www.andscene.jp/bitcoin-tossed-by-elon-musk-what-are-your-concerns-and-countermeasures-at-highlow-australia.htmlその後もエルサルバドルでビットコインを法定通貨として採用したり、Twitterによる暗号資産の導入示唆があったりするなど、ビットコイン相場を揺るがすさまざまな事件が発生していました。
https://www.andscene.jp/bitcoin-is-finally-legal-tender-think-about-your-future-strategy-with-binary-options.html https://www.andscene.jp/announcement-of-twitters-intention-to-introduce-bitcoin-should-i-trade-at-highlow-australia.html7月26日の時点でビットコインや他の暗号資産(仮想通貨)の相場はやや上昇する傾向が生まれましたが、その後も決して安定した相場が続いているわけではありません。
28日~29日にかけては5分足チャートで見ると以下のように荒れた相場になっていました。
このように荒れた相場では予測が難しいからハイローオーストラリアでバイナリーオプションを避けるべきだという考え方もあります。しかし、ビットコイン相場が刻々と動いているので、引き分けで負けてしまうことはないでしょう。
大きな動きがある荒れた相場はハイローオーストラリアで稼ぐチャンスと解釈することもできます。本当にチャンスにできるのかを、MACDによる順張りと、RSIによる逆張りの二つの観点から見てみましょう。
MACDの順張りとRSIの逆張りを検証
ここではおよそ6時間ずつチャートを拡大して5分のターボ取引をした場合の結果を考察します。
MACDによる順張り
MACDによる順張りはMACDラインとシグナルラインがゴールデンクロスを起こしたら上昇トレンド、デッドクロスをしたら下降トレンドと考えるのが基本です。この方法で取引をした場合にどんな結果になるのでしょうか。
①デッドクロス
まずMACDを見てみるとデッドクロスから始まっていますが、デッドクロス直後は陽線なので、エントリーしていたら外れです。その後も下降トレンドになると見越してエントリーをしていたら連続で負け続けていたことになります。
②ゴールデンクロス
次のゴールデンクロスの後は陽線で、次々に陽線が出てきています。荒れた相場の中で短い上昇トレンドが発生し、順張りが効果を発揮したと言えるでしょう。
③デッドクロス
次のデッドクロスでは次足が陰線、その後は陽線となって陰線が二連続で出ています。このタイミングは何とか勝てたと言えます。
④微妙なクロス
続いてMACDラインとシグナルラインがかすめるようなクロスがあります。デッドクロスの次足が陽線、ゴールデンクロスの次足が陰線なのでどちらも外れです。
⑤ゴールデンクロス
最後に起こったゴールデンクロスの次足は陽線で勝てていますが、その後は陰線と陽線が交互に出ています。危ない橋を渡るような感じになっていることがわかります。
結果
以上の結果から、3勝3敗で勝率が50%です。バイナリーオプションではペイアウト率が2倍未満なので勝率50%では負け越しになります。ペイアウト率が高くて1.85倍もあるハイローオーストラリアでも損失になってしまったでしょう。
相場が荒れているときにはトレンドが発生しにくいので、MACDを使うリスクが高いと言えます。
RSIによる逆張り
RSIが70%以上になったとき、30%以下になったときに反転するという考え方で、ビットコインの荒れた相場での効果を検証してみましょう。
70%超え①
この期間には70%を越えたタイミングが2回あります。1回目の直後は陰線なので逆張りで成功できたことがわかります。
70%超え②
2回目は70%以上になったときの次足は陽線、その次足が陰線です。3期間にわたってRSIが70%を越えていますが、反発は一回きりのことが多いので連続してエントリーするのは合理的ではありません。そのため、2回目の方は負けてしまい、合計すると1勝1敗、勝率50%ということになります。
RSIによる逆張りもあまり効果がなさそうだという結果になりました...
しかし、長期的に取引をするとどうなるかはわかりません。同じようにして残りの時間についても考察をしてみましょう。
各期間の集計結果
次の6時間を見てみると、MACDのゴールデンクロスとデッドクロスは合計4回です。順に勝ち、負け、勝ち、負けなので、2勝2敗の勝率50%ということになります。
RSIについては際どく70%や30%に届いていないケースが多くなっています。最後に1度70%を越えましたが、次足は陽線なので0勝1敗です。
次の期間ではMACDのゴールデンクロスとデッドクロスは3回でした。負け、勝ち、勝ちなので2勝1敗、勝率が66.7%です。
RSIによる逆張りの機会は70%以上になったときと30%以下になったときが2回で合計3回です。負け、勝ち、勝ちなので2勝1敗、勝率は66.7%でした。
この期間のMACDは後半に複雑な動きを示しています。ゴールデンクロスとデッドクロスは合計5回でした。負け、勝ち、勝ち、負け、負けなので2勝3敗、勝率40%です。
RSIは70%以上になったのが2回でどちらも予想が当たっています。2勝で勝率100%という好成績です。
ここまでで24時間分の成績がわかります。
MACDの順張りでは9勝9敗で勝率50%、RSIによる逆張りでは5勝3敗で勝率62.5%でした。MACDでは負け越しですが、RSIでは辛うじて利益を出すことができています。ハイローオーストラリアなら5分取引のペイアウト率が1.85倍なので、1万円ずつ取引をしていたら12500円の利益を得たことになります。
荒れた相場ではトレンドが発生しにくいのでMACDでトレンド発生を予測する順張りは難しいことがわかりました。レンジ相場ではあるものの、想定外の値動きが起こりやすいあれた相場ではRSIによる逆張りでも辛うじて勝てる程度だったと言えます。
翌日のケースを確認しよう
以上の考察ではビットコインの荒れた相場ではMACDによる順張りがあまり効果がなく、RSIは勝てる可能性が少しあるという結果でした。しかし、たまたまこの日だけは予想が当たりにくかったのではないかと思うかもしれません。
翌日のケースも同じように見てみましょう!
最初の6時間にはMACDのゴールデンクロスとデッドクロスが6回も起こっています。勝ち、勝ち、勝ち、勝ち、負け、勝ちという結果なので5勝1敗、勝率は83.3%です。
この期間にRSIは70%以上になることも30以下になることもありませんでした。
次の期間ではMACDのゴールデンクロスとデッドクロスが3回発生しています。しかし、前の期間と違って負け、負け、勝ちの1勝2敗で勝率は33%でした。
RSIは70%以上になったときと、30%以下になったときがあります。どちらも逆張りが成功しているので、2勝で勝率100%です。
この期間にはMACDで順張りをするチャンスが6回ありました。負け、負け、勝ち、勝ち、負け、勝ちなので3勝3敗の勝率50%です。
RSIはこの期間はこの間、ずっと30%と70%の間にあったので逆張りをするチャンスはありませんでした。
この日の最後の期間はMACDが4回のクロスを起こしています。負け、勝ち、勝ち、負けという結果なので、2勝2敗で勝率50%です。
RSIは後半に2度70%を超えています。1回目は逆張りが成功する結果になっていますが、2回目は陽線なので失敗です。1勝1敗の勝率50%でした。
以上を集計すると、MACDの順張りでは11勝8敗で勝率57.9%、RSIの逆張りでは3勝1敗の勝率75%です。
MACDでは1万円ずつ取引をしていたとすると、20万3500円のペイアウトを受け取り、19万円を使ったので差し引き13500円の利益になりました。RSIでは同様に55500円のペイアウトを受け取り、4万円を使ったので15500円の利益です。
このようにMACDではこの日は利益を生み出すことができました。ただ、最初の5勝1敗の時間帯に取引をしていなかったら大損をしていたことになります。
RSIは取引のチャンスが少なかったので、取引をしていたタイミングによっては一回もチャンスがなかったかもしれません。しかし、RSIによる逆張りは前日も利益を生み出すことができていました。
荒れた相場は避けるべきか
ビットコインの5分取引でMACDの順張り、RSIの逆張りというシンプルな取引方法の効果を検証してきました。
荒れているとトレンド相場なのかレンジ相場なのかがわかりづらく、急激な変化もよく起こるので相場を予測するのが難しいことは数々のチャートを見てみても理解できたでしょう。
MACDの順張りでもRSIの逆張りでも確信を持って勝てるとは言い難い状況だったと言えます。ハイローオーストラリアで取引をするときには荒れた相場を避けるべきなのでしょうか。
RSIなら勝てるではないかと思うかもしれませんが、チャンスが少ないのが問題になってしまいます。運悪く、自分が取引していたタイミングが負けるパターンだけだったとしたら損をすることは否めません。
ビットコインは社会での変化を受けて相場が荒れることがしばしばあります。チャートを見て明らかに取引量が少ないときには取引を避けるのが無難です。テクニカル分析は大勢の投資家が取引に参加していると予測が当たりやすくなります。
ボリュームのインジケーターを使うと取引量を見て取ることができます。ビットコインでは取引量が比較的多い際には5分で50前後の取引があります。以下の二つのチャートを見てみると相場が荒れていた時期にいかに取引量が少なかったかがわかるでしょう。
取引量が安定しているときなら相場が荒れているように見えてもMACDの順張りやRSIの逆張りが当たりやすいので、積極的に取引をしてチャンスを手に入れましょう。
まとめ
ビットコイン相場が荒れているときにハイローオーストラリアで5分取引をするのはシンプルな攻略法では難しいことがわかりました。通常は予想が当たりやすいMACDによる順張りも、RSIによる逆張りも勝率があまり上がらず、損失を生むリスクがあるというのが検証結果です。
相場が荒れる原因として取引量が少ないケースが多々あります。ビットコインでは原因として最も典型的なもので、ボリュームのインジケーターを見てみると通常よりも取引量が少ないことを見て取れるでしょう。
テクニカル分析の予測が外れやすい相場なので取引を避けた方が良いでしょう。
ハイローオーストラリアでは勝てるときに勝つのが重要です。相場が荒れているときには特に取引量に注意して、取引すべきチャンスかどうかを見極めましょう。
結論としては荒れた相場はリスクが高いので避けた方が良いでしょう。