ハイローオーストラリア(Highlow.com)の攻略には日本発のテクニカル手法である酒田五法を使ってみたいと思う人も多いでしょう。
ローソク足チャートを分析するだけで相場の動きを予測できる魅力的な手法です。三山、三川、三空、三兵、三法という五つに分類できるパターンを覚えておけば速やかにエントリーを判断できます。
ハイローオーストラリアで急速に注目を浴びるようになったビットコインではテクニカル分析が有効です。移動平均線やボリンジャーバンドを使ったトレンド狙いのテクニカル分析が効果的なことは以下の記事でも解説しました。
酒田五法は日本発の手法なので、もしかするとビットコインでは通用しないのではないかと思う人もいるでしょう。確かにテクニカル指標と原資産には相性があるので通用しない可能性もあります。
2021年7月後半にはビットコインの急騰と急落が起こったので、このタイミングで取引に活用できたのかどうかを見てみましょう。
目次
ビットコインの急騰と急落が起きた7月後半
バイナリーオプションでは相場が上昇しても下落しても取引できる魅力があります。
ビットコインの急騰と急落が発生した2021年7月の26日~27日は、トレンドを見抜くことができていたらしっかりと稼げていたタイミングです!
トレンドを狙う取引は連続して勝ちやすく、勝率の高い取引を実現できるメリットがあります。トレンド相場に合わせて順張りをするのは不安が少ないため、ハイローオーストラリアの初心者がよく選んでいる方法です。
ビットコインは7月25日まではレンジ相場でしたが、26日には要人発言の影響を受けて急騰を起こしました。さらにAmazonなどの発表を受けて27日に急落をしています。
https://www.andscene.jp/announcement-of-twitters-intention-to-introduce-bitcoin-should-i-trade-at-highlow-australia.html https://www.andscene.jp/amazon-introduces-virtual-currency-will-highlow-australia-cryptocurrency-binaries-be-more-attractive.htmlこのチャートの中心にあるトレンドの部分を境にして、前半のレンジ相場と後半の上昇トレンド・下降トレンドについて酒田五法が通用したのかどうかを検証してみましょう。
酒田五法の有効性検証の方針
酒田五法は三山、三川、三空、三兵、三法の五つから成ります。もともと酒田五法は株価の予測のために用いられてきた手法で、1日足のチャートを分析するのに適しています。
1時間足では通用しにくい傾向があるのは事実です...
三山は
三つの山によって構成されるのが特徴で、トリプルトップやヘッドアンドショルダーといった英語名由来の名称もあります。三山は長期相場の予測に有効な手法なので、ハイローオーストラリアの短時間の取引にはあまり向いていません。
三空は
終値と始値に大きな違いが生じる日足以上のケースで有効です。1時間以下で取引するのが主流なハイローオーストラリアではあまり効果があるとは言えないでしょう。
三川は
相場の傾向を読むのに効果的です。三兵、三法はパターンがはっきりと出てくれば時間足を問わずに使えることが知られています。
それに加えて三川による相場状況の分析を加味していくという方針で有効性を考えてみます。
レンジ相場~上昇トレンドの発生での有効性
上昇トレンドが発生するまでのレンジ相場でも酒田五法による取引のチャンスがあった可能性があります。
この時期から上昇トレンドの発生にかけて、ハイローオーストラリアで酒田五法を使えば勝てたのかどうかを検証してみましょう。
三兵
三兵は基本的に陽線または陰線が3つ連続したときに着目し、上ひげ・下ひげの様子を見ることで次足の値動きを予測できます。
はっきりとした陽線・陰線のみを対象とするか、星のような小陽線・小陰線も対象とするかは考え方次第です。ここでは両方のケースを詳しく見てみましょう。
検証①
まずは陽線が3つ連続していて、最後の陽線にはひげがほとんどありません。この場合には赤三兵なので次足は上昇と考えられますが、結果としては下落になっています。
検証②
次に陰線が3つ連続しています。この最後の大陰線には長い下ひげがあるので、反発が起こると予測するのが定石です。予測通りで次足は陽線になり、ハイエントリーで勝てたとわかります。
検証③
しばらくしてまた陰線が三連続で二回繰り返しています。どちらも2本目、3本目が両方とも長い下ひげを持っていました。3本目だけ下ひげが長い場合よりも、2本目から下ひげが長いときの方が反発が起こりやすいことが知られています。どちらのケースも次足は陽線になったので酒田五法が通用したと言えます。
ただ、次の赤三兵では反発が起こりました。このケースでは上ひげがほとんどないので赤三兵先詰まりではありません。赤三兵と考えてハイエントリーをすると失敗したことになります。
最後にトレンド相場の発生部分を見てみると、赤三兵ができています。この後も上昇が続くと見られた通り、次には大陽線が発生しました。このタイミングも酒田五法で勝てたことがわかります。
このようにして検証してみると4勝2敗で勝率は66.7%です。ハイローオーストラリアでは1時間取引のペイアウト率が1.9倍なので、1万円ずつ取引していたら16000円の利益になったと言えます。
三法
三法は大陽線または大陰線に3つの小陽線・小陰線が挟まれている状態です。この期間には発生していないので検証はできませんでした。
三川
三川には色々なパターンがあるので網羅的に解説するのは大変です。ただ、上昇トレンドの発生については三川からも読み取ることができました。
上昇トレンドが発生する直前にはつばめ返しが発生しています。大陽線の後に小さい陰線が続き、二つ目の陰線に長い上ひげができた後、陽線が発生するのがつばめ返しです。
つばめ返しは底値から上昇を起こすシグナルなので、まさに上昇トレンドが発生するタイミングを示唆していたと言えます。
上昇トレンドの終了~急落~レンジ相場での有効性
上昇トレンドはいつまでも続くわけではありません。上昇トレンドが終了してビットコインが急落を起こし、さらにレンジ相場に突入しました。
このような激変が起こっている最中に酒田五法が有効だったのかを見てみましょう。
三兵
上昇トレンドが発生した直後の赤三兵は予測が当たりました。
検証①
このチャートにある最初の三兵も上ひげが短いので次足は上がると考えられます。確かに次足も陽線になってハイエントリーが当たったと言えます。
検証②
その次を見てみると大きな上ひげがあります。これは明らかな赤三兵先詰まりなので、次足は陰線だと予測可能です。確かにこの結果も正しく、陰線が発生しています。
検証③
その次にまた小陽線を含む赤三兵が発生し、その次足も陽線になりました。この陽線の上ひげが長いので赤三兵先詰まりになり、次は陰線になっています。見事に連続して酒田五法がビットコインに通用していたとわかります。
検証④
ただ、次に小陽線が二つ含まれている赤三兵では先詰まりを示す上ひげがないのに次足で下落を起こしました。その次の赤三兵も小陽線で始まり、3本目に長い上ひげがあるのに反発が起こっていません。
ここで発生した陽線は上ひげが短いので次足は陽線と予測可能で、確かにその通りになっていました。下ひげがほとんどなく上ひげがはっきりとしている陽線が発生したので赤三兵先詰まりになり、次は陰線になっています。
続いて発生した黒三兵では2本目も3本目も下ひげが長く、反発が起こりやすい状況がありました。その予測が当たり、次足は陽線になっています。
レンジ相場に入ってからは一度、赤三兵先詰まりが発生しています。ローソク足の実体に対して上ひげが2本目も3本目も長いので反発が起こり、陰線が次足になっていました。
全体を確認してみると、なんと8勝2敗で勝率80%です。1万円ずつ取引していたなら52000円もの利益を得られたことになります。
三法
三法はこの期間にも明確な形で発生しませんでした。レンジ相場が続かないとなかなか登場しないのが三法の特徴なので、激変が続いていたこの期間には発生しにくかったと考えられます。
三川
三川には「はらみ」と呼ばれる大陽線の後の小陰線の発生が知られています。上昇トレンドが弱まるときに起こるもので、陰線の長さによって急反発があるか、上昇トレンドが継続するかが異なります。
この場合には大陽線に比べて陰線がかなり小さかったので上昇トレンドが緩く続いたと考えられるでしょう。
また、上昇トレンドが終わった後、レンジ相場が続くかと思われる状況が見られました。しかし、5本連続で陽線が続く短い上昇トレンドが発生しています。このタイミングで酒田五法の三川でも有名な三川明けの明星が形成されていました。
三川明けの明星は、陰線の後に星が発生し、陽線が続くパターンです。上昇を起こすシグナルとして知られているもので、上昇トレンドが生まれることを予測できたと言えます。
ただ、その少し前には三川宵の明星が発生しているにもかかわらず、次足は陽線になっています。三川宵の明星は三川明けの明星の逆で、陽線の後に星が発生し、陰線が続くのが特徴です。その後の二つは星なので投資家としては売買を悩んでいた時期だとも考えられるでしょう。
このように三川でのテクニカル分析ではあまり勝てると言えるわけではないことがわかります。ただ、相場の動きを読むのには使える可能性があるという程度と理解しておいた方が良いでしょう。
酒田五法の三兵はハイローオーストラリアのビットコインで有効
ハイローオーストラリアのビットコインにおける酒田五法の有効性について見てみた結果、三兵については予測がよく当たることが判明しました。
酒田五法の全てが有効かどうかはわかりません。三法のケースがこの期間にはなく、三川については有用と言い切れるほどの成果が上がりませんでした。
三兵にこだわってビットコインで使っていくのは効果的な戦略と言えるでしょう!
ただ、ビットコイン相場の動向は変わっていきます。今回は多くの投資家が注目したビットコインの変動時期を取り上げて酒田五法の有効性を検証しました。実際にはレンジ相場が続いたり、上昇トレンドと下降トレンドが繰り返されたりする時期もあります。
また、今後のビットコイン取引の動向によって参加する投資家層も変わっていくでしょう。その変化によって相場のパターンにも違いが生じるため、今回の検証結果ほどに三兵が有効ではなくなる可能性もあります。
しかし、逆にもっと酒田五法が有効になることも考えられます。少なくとも今は酒田五法が通用するチャンスです。ハイローオーストラリアでビットコインの取引を始める魅力的なタイミングです。
酒田五法の三兵はわかりやすいので、初心者でもすぐに取引を始められます!
この機会を逃さずにハイローオーストラリアのビットコインで三兵を活用しましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアでは酒田五法の三川、三兵、三法がよく用いられています。
今回の検証によってビットコインでも酒田五法の三兵が有効なことがわかりました。激動の時期に適用した結果、上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場のどのタイミングでも高い勝率を記録しています。
テクニカル手法の中でも簡単なので、これから初めてハイローオーストラリアを利用したいという人にもうってつけでしょう。
ここで検証したのは1時間取引のビットコインです。他の取引時間や通貨ペアを選んでしまうと通用しない可能性があるので注意しましょう。
時期が変わると三兵の通用しやすさが変わることがあります。今のチャンスを逃さずにハイローオーストラリアで取引をしてはいかがでしょうか。
初心者の方も以下のクイックガイドを見れば簡単に口座開設できるので、ぜひこの機会に取引を始めてみて下さい。
https://www.andscene.jp/account-opening-quick-guide-welcome-to-highlow-australia.html
この記事ではハイローオーストラリアでビットコインの1時間取引をするケースを例に取り、酒田五法の有効性を検証します。