ハイローオーストラリア(Highlow.com)の取引では押し目買いや戻り売りを狙うケースがよくあります。
上昇トレンドや下降トレンドが発生している相場で売買による利益を得るのに適しているタイミングとして知られていますが、なぜ狙い目になるポイントなのかを知っているでしょうか。
押し目買いと戻り売りはトレンドが発生しているときなら頻繁にチャンスがあるので、攻略すればハイローオーストラリアで稼げる可能性が飛躍的に上がります!
この記事を通して押し目買いと戻り売りの考え方を理解し、予想が当たるエントリーの仕方を生み出していきましょう。
押し目買いと戻り売りの基盤になっているのはグランビルの法則なので、以下の記事も参考にして下さい。
目次
グランビルの法則で有名な押し目買いと戻り売り
市場相場の法則として有名なものにグランビルの法則がありますが、押し目買いと戻り売りはその一部です。
ハイローオーストラリアの熟練者ならグランビルの法則を常識として知っているかもしれません!
ここではハイローオーストラリア初心者のために押し目買いと戻り売りについて簡単に紹介します。
押し目買いと戻り売りは対とも言えるもので、上昇トレンドのときには押し目買い、下降トレンドのときには戻り売りがよく起こります。
単純にするためにまずは上昇トレンドの押し目買いについて理解を深めていきましょう。
押し目買いとは、押し目になったときに生じる買い傾向のことです。上昇トレンドが発生しているときには一定の方向性で価格が上がっていきます。
しかし、価格が単調増加を続けるのではなく、時々価格が下がり、また価格が上がっていくという形で推移を見るとジグザグの山ができます。価格が下がるのは買いポジションを取っていた投資家が売って利益を確定するからです。
まだ価格が上がるかもしれないけれど、急に暴落してしまうリスクもあるからこのタイミングで売っておこうという判断で売る決断しているのが典型的です。
これによって価格が下がったときが押し目と言われています。
◆押し目買い…まだ上昇トレンドが続くと考えた投資家が、割安になったタイミングだと思って買い増しをしたり、新規参入をしたりするため、再び価格が上昇する現象。
◆戻り売り…下降トレンドで一時的な値上がりが起こって価格が戻ったときに、売り傾向が起こる現象。
価格がトレンドと逆行した後、元の方向に戻るタイミングを狙って逆張りをするか、元の方向に戻った時点で順張りをするのが一般的です。
押し目買いと戻り売りは価格の動きについて法則性があることから、バイナリーオプションでもエントリーのタイミングとして優れています!
押し目買いと戻り売りの考え方
ハイローオーストラリアで押し目買いと戻り売りのときを狙ってエントリーするときには反発を起こすタイミングを見極めるのが重要です。
そのタイミングを逃してしまうと逆張りも順張りも失敗してしまいます。その見極めをするために重要なのは、押し目買いや戻り売りが起こるのがなぜかを理解することです。
押し目買いは投資家の心理によって生み出されています!
上昇トレンドのときに買いポジションを取っていた投資家が利益確定をすると価格が下がります。この後の値動きの解釈には二通りあるので注意が必要です。
一部の投資家が利益確定した場合
一部の投資家が決済しただけで全体としては買い傾向が続くから買い増しや新規参入が起こるというのが押し目買いを想定する場合の解釈です。
一時的に割安になっていて、これから値上がりが続くから利益になると見込んだ投資家による買い注文が殺到すると期待されます。その買い注文によって価格が引き上げられていき、新たな上昇トレンドが形成されるのです。
大勢の投資家が利益確定した場合
一方、大勢の投資家が利益確定をしていくとどうなるでしょうか。
価格が急激に下がっていくことになるでしょう。
買いポジションを取っていた投資家としては、このままでは価格の下落が続いてしまって利益を得られるどころか損失になるのではないかという不安が生じます。すると売り注文が殺到し、下降トレンドが発生することになるのです。
つまり、上昇トレンドで価格が下がったときには、押し目買いが起こるケースと、トレンドが転換して下降トレンドになるケースがあります。
この判断を見誤ると逆張りや順張りのタイミングを狙っていたのに下降トレンドになって取引の失敗やエントリーチャンスの見逃しになってしまいます。
このどちらになるかは多くの投資家が買うか売るかによって変わります。
上昇トレンドが続くと誰もが思っているうちは押し目買いになるでしょう。しかし、このままでは上昇トレンドが終わるかもしれないという不安が出てくると状況が一転して下降トレンドに向かいます。
下降トレンドが始まると売り注文が殺到するのでもはや手を付けられないほどに価格が下がることも少なくありません。このような流れが発生するかは、ボーダーラインをまたぐかどうかによって異なります。
大抵の投資家はこうなったら売って利益を確定するという条件を決めています。
多くの投資家が持っている条件を満たしてしまったときには下降トレンドになると考えられるのです。このようなボーダーラインがあることがわかっていると、押し目買いの攻略が可能になります。
ボーダーラインはどうやって決まる?
押し目買いになるかトレンドが転換するかのボーダーラインはどのようにして決まるのでしょうか。
分析によってボーダーラインが決まる
多くの投資家はテクニカル分析とファンダメンタルズ分析をして総合的に判断しています。
経済や金融などの社会情勢がから考えて上昇トレンドがまだ続くと考えられる場合には押し目買いになりやすく、価格が既に上がり過ぎている様子があれば下降トレンドに転換しやすくなります。
実際にはテクニカル分析による影響が大きく、特定のインジケーターによって条件を決めて押し目買いになるかトレンドが転換するかを見極めようとしている傾向があります。
テクニカル分析を通して押し目買いが起こりそうだと見込んで買い注文を出したり、このままでは下降トレンドになりそうだと見極めて売り注文を出したりする投資家は多いのです。
そのタイミングが集中するとはっきりとした値動きが生じ、同じ方向の売買の注文が殺到しやすくなります。
つまり、ファンダメンタルズ分析によって大きな動きを知ることは大切ですが、実用的にはテクニカル分析が必須です。
投資家が何を使ってどんなボーダーラインを引いているかを知り、その考え方に基づいてエントリー判断をするのが合理的な攻略法です!
一般的なボーダーラインの三原則
ボーダーラインの決め方も投資家によって人それぞれなのは確かです。
ただ、合理的なボーダーラインの定め方として一般的に受け入れられている手法を知っていればハイローオーストラリアの攻略法を生み出すことができます。
三つの手法の原理を紹介するので押さえておきましょう。
トレンドラインをボーダーラインとして考える手法
上昇トレンドのトレンドラインは代表的な安値を選んで引く右肩上がりのラインで、このラインで反発を受けやすいと解釈します。
トレンドラインを越えて値下がりしたら下降トレンドに転換すると考えるのは合理的でしょう。
短期移動平均線をボーダーとして捉える手法
上昇トレンドの発生時には移動平均線は価格よりも下側に位置するのが基本です。クロスして下回るような事態になると下降トレンドになるリスクが高いと判断できます。
そのため、価格が下がっても移動平均線の上で反発を起こすと考えて逆張りのタイミングを考えたり、クロスしたのをきっかけに下降トレンドになると予測したりすることが可能です。
オシレーター系インジケーターによって反発を予測する手法
トレンドラインや移動平均線の場合のように、価格と比較して直接的にクロスするかどうかで見極めるのではありません。
オシレーター系インジケーターの場合には買われすぎか売られすぎかの判別ができるので、その持ち味を生かして価格の方向性に転換が生じるかを見極めます。
どのオシレーター系インジケーターも使えるわけではありませんが、RCIは押し目買いの見極めに使いやすいでしょう。
RCIが-80%よりも小さくなっているなら買われる傾向に転じやすい相場だと判断できます。
RCIが極小値を示したタイミングと価格の動きが反転するタイミングは一致しやすいので、極小値が確認されたら値動きが反転すると考えて逆張りすれば良いと言えます。
極小値が生じないまま下がり続けているときには押し目に到達していないか、下降トレンドになったと解釈できます。
トレンドラインや移動平均線で価格が反発を受けず、RCIも-80%以下を維持しているというダブルチェックをすればさらに確度が上がるでしょう。
この他にもローソク足を使う手法や、他の種類のインジケーターを使う方法など、様々なボーダーラインの決め方があります。
相場によって通用しやすいものとそうでないものもあるので、いくつかを組み合わせて自分なりに押し目買いの見極めの仕方を作りましょう。
押し目買いと戻り売りにはフィボナッチ
実は押し目買いが実際にいつ起こるかを見極めるのは口で言うほど簡単なことではありません。基本的に投資家がここだと思って買い注文が殺到したところで押し目買いによる反発が発生します。
その具体的なポイントを予想するのにフィボナッチも使ってみましょう。
フィボナッチ比率は黄金比と呼ばれる「1:1.618」と深い関連性のあるフィボナッチ数列から導きだされた比率で、代表的な数値は0.618と0.382です。0.236と0.764もしばしば用いられています。
直感的にここだと考えて押し目買いをしたときにはこの比率が関連している可能性が高いと考えられます!
押し目買いでは価格が上昇した後、少し下降してまた上昇していきます。この下降する値幅が上昇幅の61.8%付近か38.2%付近になることが多いというのが過去のチャートからもわかっています。
フィボナッチリトレースメント
このようなボーダーラインの見方をするのに役に立つのがフィボナッチリトレースメントです。
フィボナッチリトレースメントは特定の二点を23.6%、38.2%、50%、61.8%、76.4%で分割するラインを表示するインジケーターです。
これを表示すれば押し目買いの起こるタイミングとして期待値が高いところを簡単に見つけ出せます!
特にこのまま価格が下降していったときに、フィボナッチリトレースメントとトレンドラインや移動平均線がクロスするポイントに向かっているときには要注意です。
相場の状況からも投資家の直感的な判断からも、そのポイントで押し目買いが起こる可能性が高い示唆されています。
この際にも下降トレンドになってしまうリスクがないわけではありませんが、想定通りに押し目買いが起こるタイミングだと期待できるエントリーポイントです。
フィボナッチアーク
フィボナッチ比率による予測ではフィボナッチリトレースメントを使うのが主流ですが、フィボナッチアークも役に立ちます。
フィボナッチアークは直前の上昇局面における低値と高値を100として、高値の位置から23.6%、38.2%、50%、61.8%、76.4%で分割する弧を描くインジケーターです。
このアーク上に価格が重なったときに売買の動きが起こりやすいと考えることができます。フィボナッチリトレースメントの場合と同様に、トレンドラインや移動平均線とクロスするポイントに価格が向かっているときにはそこで押し目買いが起こる可能性が高いと考えられます。
神秘の比率として知られるフィボナッチを使うと押し目買いのポイントを限定しやすくなります!
確実性が高いポイントに絞り込みたいと思ったときには、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチアークを表示して分析してみましょう。
フィボナッチには幅広い使い方があります。以下の記事ではフィボナッチ系のインジケーターを網羅的に解説しているので活用して下さい。
まとめ
押し目買いと戻り売りは一度のトレンド相場で数回のチャンスがあるので、ハイローオーストラリアのエントリーポイントとして魅力的です。
為替や株式の売買でも狙い目とされているポイントなので値動きの予測方法もたくさん生み出されています。
ハイローオーストラリアで勝つにはバイナリーオプション用に最適化するのが大切です。
基本的には反発するかどうかを判断できるポイントを早い段階で見極め、反発する動きが見られたらエントリーするのが安全策です。
トレンドラインや移動平均線に加えて、オシレーター系インジケーターやフィボナッチを利用すると押し目買いや戻り売りのポイントが見つかりやすいでしょう。
相場によって有効な予測の仕方も少しずつ違います。それを前提にいくつかのパターンを作って相場に合わせて使い分けるのがおすすめなので試してみて下さい。