ハイローオーストラリア(Highlow.com)の1分取引を攻略したいと考えている初心者の方は多いのではないでしょうか。たった1分で取引が終わるだけでなく、ペイアウト率も高いのが1分のターボ取引です。
ハイローオーストラリアではテクニカル分析によって勝率が高いタイミングを見出してエントリーするのが攻略の基本です。ただ、テクニカル分析の初心者にとって、様々なインジケーターを学んで使いこなすのはとても大変でしょう。
このハードルを越えられないためにハイローオーストラリアで失敗してしまった初心者も大勢います。
信頼できるインジケーターを1つか2つくらい使いこなせれば1分取引を攻略できるなら、ちょっと勉強してみようと思う人もいるでしょう。
この記事ではテクニカル分析の初心者でも使いやすいと定評があるMACDを使ってハイローオーストラリアの1分取引に挑戦した結果を紹介します。
普通はテクニカル分析で勝率を上げるのが難しいと言われる1分取引を攻略できたかどうかを最後までご覧ください。
目次
MACDで1分取引を攻略する工夫
1分取引を確実に攻略できるインジケーターは存在しません。最初から残念な事実を示してしまいましたが、ハイローオーストラリアの1分取引を確実に攻略できるような素晴らしいインジケーターがあったら誰もが使っているでしょう。
うまく工夫をしてインジケーターを使いこなしていき、1分取引の攻略をしているというのが普通です。
インジケーターによって取引時間との相性があります。1分取引は30秒取引ほどではないにしても短時間の取引なので、正確な予測ができるインジケーターはあまり多くありません。
また、1分取引ではテクニカル分析に時間をかけているとエントリーすべきポイントを逃します。
初心者にとっては1分未満でテクニカル分析を終えるのがそもそも難しいでしょう。ふと一目で見たらわかるようなエントリー条件でないと初心者にはエントリーの判断をするのが困難です。
ハイローオーストラリアの1分取引は初心者が攻略するのは難しいというのが常識です。ここでは常識を覆すために3つの工夫をしました。今回紹介するMACDの手法の結果が良くなかったとしても、初心者にとって役に立つ工夫なので活用して下さい。
MACDの期間の設定を比較
一般的には、MACDによるテクニカル分析で使われるのは以下の3つです。
MACDライン:12期間の指数平滑移動平均線と26期間の指数平滑移動平均線の差
シグナルライン:MACDラインの9期間の単純移動平均線
ヒストグラム:MACDラインとシグナルラインの差
この3つの指標を使ってチャートを分析することでエントリーするタイミングを見極めます。ただ、ハイローオーストラリアの1分取引ではなかなか良い結果が出ないと言われているので、そのままでは攻略が難しいでしょう。
期間を変えるとMACDラインもシグナルラインも変わります。相場に合わせて期間を決めた場合に攻略し続けられるのか、一般的な設定よりも良い結果になるのかを比較しました。
ヒストグラムでMACDのクロスを分析
MACDではMACDラインとシグナルラインのゴールデンクロス・デッドクロスを見てエントリーを判断するのが基本です。初心者でもわかりやすいと言われていますが、クロスを見るのが意外に難しいこともあります。
ハイローオーストラリアの1分取引でもMACDのクロスをすぐに見て取れるようにする工夫として、この検証実験ではヒストグラムで分析する方法を選択しました。
✓ ヒストグラムがプラスからマイナスになったらデッドクロス:ローエントリー
✓ ヒストグラムがマイナスからプラスになったらゴールデンクロス:ハイエントリー
このようにMACDのクロスは読み替えることができます。ヒストグラムが上向き(プラス)か下向き(マイナス)かを見るだけなので、ハイローオーストラリアの初心者でも瞬時に判断できるでしょう。
相場はビットコインを選択
もう一つの工夫は使用する通貨ペアの選択です。この検証実験ではテクニカル分析が通用しやすいという定評があるビットコインを選びました。
BTC/JPYで日本の昼間の時間の相場を選ぶことにより、取引量もあってテクニカル分析ができるだけ通用しやすくしています。
1分取引はノイズが発生して予想が外れやすいのが問題ですが、ビットコインを選び、かつ日本の昼間に取引をすれば勝率も高くなるでしょう。
1分取引でMACDの期間の設定は重要なのかを検証した結果
MACDでハイローオーストラリアの1分取引を攻略できるかを確認するために、以下の1分足チャートによる検証を行いました。
この二つのMACDを使ってハイローオーストラリアの1分取引をしたときにどのような結果になったのでしょうか。
まずこのチャートでは分析をしながら期間の最適化をしました。期間として設定できる項目が3つもあるので、全部を調整するのにはとても時間がかかります。
ハイローオーストラリアの初心者でもできるように、ここではシグナルラインの9期間は固定しました。MACDラインの期間を約半分にして微調整をすると以下のような結果になりました。
期間 | 1 | 2 |
---|---|---|
12&26 | 負 | 勝 |
5&13 | 勝 | 勝 |
3 | 4 | 5 |
---|---|---|
負 | 勝 | 勝 |
勝 | 勝 | 負 |
期間:1 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 勝 |
期間:2 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 勝 |
期間:3 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 勝 |
期間:4 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 勝 |
期間:5 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 負 |
期間を半分にしたのは、1分の短期取引なので近い時期の価格が重視される傾向があるからです。結果として一般的なMACDの条件では勝率60%だったのが、80%にまで向上しました。
一般的なMACDでもハイローオーストラリアの1分取引を攻略できていたことがわかります。期間の設定をこのタイミングのBTC/JPYに合わせると、この後の状況はどうなるのでしょうか。
ハイローオーストラリアの1分取引を何時間も集中してやるのは大変で、相場の状況も変わっていきます。この後、2時間くらいで1分取引がどのような結果になったのかを見てみましょう。
期間 | 1 | 2 |
---|---|---|
12&26 | 勝 | 勝 |
5&13 | 勝 | 勝 |
3 | 4 | 5 |
---|---|---|
負 | 負 | チャンス無し |
負 | 勝 | 勝 |
6 | 7 | 8 |
---|---|---|
チャンス無し | チャンス無し | チャンス無し |
勝 | 勝 | 負 |
期間:1 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 勝 |
期間:2 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 勝 |
期間:3 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 負 |
期間:4 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 勝 |
期間:5 | |
---|---|
12&26 | チャンス無し |
5&13 | 勝 |
期間:6 | |
---|---|
12&26 | チャンス無し |
5&13 | 勝 |
期間:7 | |
---|---|
12&26 | チャンス無し |
5&13 | 勝 |
期間:8 | |
---|---|
12&26 | チャンス無し |
5&13 | 負 |
最適化後の1分足チャートを見てみるとヒストグラムの様子にだいぶ違いがあることがわかります。初心者でも直感的に結果に違いがありそうだとイメージできるのではないでしょうか。
結果としては最適化されたMACDの方がエントリーのチャンスがたくさん出てきました。
MACDの期間を変えるだけで目覚ましいほどの違いが生じたことがわかります!
一般的なMACDでは2勝2敗で勝率が50%です。ハイローオーストラリアの1分取引でBTC/JPYを選ぶとペイアウト率は1.85倍なので、勝率50%ではやや損をします。勝率50%なら大損にはなりませんが、例えば取引額が1万円だったとしたら4万円を使って3万7千円のペイアウトなので3千円の損失です。
しかし、この前の1時間のチャートを見て最適化されたMACDでは6勝2敗で勝率が75%でした。同じようにハイローオーストラリアの1分取引のペイアウト率で考えると、1万円の取引額なら11万1千円のペイアウトです。合計8回の取引をしたので取引に使った金額は8万円で、利益は差額の3万1千円でした。
わずか1時間の努力でこれほど稼げるのなら、MACDはすごいと思うのではないでしょうか。
期間 | 1 | 2 |
---|---|---|
12&26 | 勝 | 負 |
5&13 | 負 | 勝 |
3 | 4 | 5 |
---|---|---|
負 | 負 | 負 |
勝 | 負 | 負 |
6 | 7 |
---|---|
勝 | 勝 |
勝 | 負 |
期間:1 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 負 |
期間:2 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 勝 |
期間:3 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 勝 |
期間:4 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 負 |
期間:5 | |
---|---|
12&26 | 負 |
5&13 | 負 |
期間:6 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 勝 |
期間:7 | |
---|---|
12&26 | 勝 |
5&13 | 負 |
このまま勢いに乗って取引をしてたらどのような結果になったかも見てみましょう。
実は最適化の結果はいつまでも長続きしないことがわかります。一般的なMACDの条件でも、最適化された条件でも3勝4敗という結果になりました。勝ったタイミングも負けたタイミングも違いますが、相場を読む精度が低下してしまってあまりMACDが意味を成さなくなったことがわかります。
ハイローオーストラリアのBTC/JPYの1分取引では3勝4敗は当然ながら損失になります。冷静に1万円の取引額でここまでエントリーをしたとしたら、どちらも7万円の資金を使い、5万5500円のペイアウトを受け取ることができました。
1万4500円の損失なのでかなり痛手になってしまったでしょう...
最初の1時間は最適化のために過去のチャートを見たのだとすると、2時間での集計結果は一般的なMACDでは5勝7敗で勝率41.7%、最適化されたMACDでは9勝6敗で勝率66.7%という結果でした。
[demo]
MACDは1分取引を攻略できる!
ハイローオーストラリアの初心者のために、この実験ではMACDのヒストグラムを使用する工夫をしました。実際にチャートを見てみると、ヒストグラムの色や方向が変わるのを見るだけなので、すぐに判断してエントリーできると思ったのではないでしょうか。
ここではテクニカル分析が通用しやすいビットコインを選びましたが、MACDで取引を続けてみると1分取引では勝率があまり上がりませんでした。
よく言われているように通常の期間の設定では攻略するのが難しいことがわかります。
しかし、BTC/JPYの相場に合わせた期間を選び出して最適化すると、MACDでハイローオーストラリアの1分取引を攻略できることも明らかになりました。1時間くらいの1分足チャートを見てMACDラインの期間を調整し、勝率が上がるようにしておくだけでその後の1時間はうまく攻略できたことがわかります。
テクニカル分析ではダマシのリスクを減らすためにインジケーターの併用が必要だと言われています。中級者以上になると複数のインジケーターを同時に表示してハイローオーストラリアで取引をしていることもよくあります。しかし、1分取引で2つも3つもインジケーターを併用するのは初心者でなくても困難です。
ここでMACDによる実験をしたように1つのインジケーターに絞り込んでエントリーできるようにするのが重要なポイントです。
この結果からMACDはハイローオーストラリアの1分取引を攻略できるインジケーターだとわかりました。様々な相場で試してみなければ一般性があるかはわかりませんが、期間を2つだけ変えるだけでも勝てる可能性があるのは魅力的です。
ハイローオーストラリアの初心者がテクニカル分析を使って1分取引を攻略したいと思ったときにはうってつけのインジケーターでしょう。
ビットコインの相場は単独のインジケーターによる分析でも勝率が上がりやすい傾向があります。1分取引をテクニカル分析で攻略するなら、MACDとビットコインの組み合わせを選んで取り組んでいきましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアの1分取引は初心者でもエントリーを逃さずに済むMACDのテクニカル分析で攻略できることが示唆されました。たまたま選んだチャートが良かったという可能性を否定することはできませんが、MACDの期間をきちんと最適化すれば勝率はきっと上がるでしょう。
MACDの最適な期間を設定してもいつまでも勝率が高いわけではありません。しかし、相場の動向があまり変化しない1時間くらいはかなり期待できることもわかりました。
1分取引ならたくさんエントリーのチャンスがあります。人が集中できるのもせいぜい1時間くらいなので、MACDの最適化をして1時間だけハイローオーストラリアで取引をするというのも賢い考え方でしょう。
1分取引はサクサクと取引を進められるのでハイローオーストラリアでも高い人気があります。しかし、攻略できないだろうからと諦めていた人も多いでしょう。
1分取引を攻略できるならハイローオーストラリアで取引をしたいと思っていた人も、ぜひMACDを使って攻略してください!