ハイローオーストラリア(Highlow.com)のハイかローかを予想する仕組みはギャンブルのようだと思う人はいませんか。
表か裏か、丁か半か、偶数か奇数かといった形で二つの選択肢から一つを選び、当たっていたら勝ち、外れていたら負けという賭け事は古くから世界中で行われてきました。
このようなギャンブルは勝ちと負けの確率が半々になっているのが一般的です。
運任せのギャンブルで賭け事をしたときに、いかにして稼ぐかを考えてきた人は世界中にいます。
その中で編み出された手法としてマーチンゲール法と逆マーチンゲール法が有名です。
ハイローオーストラリアではマーチンゲール法や逆マーチンゲール方は通用するのでしょうか。
結論としては危険を伴うので避けるべきです。
その理由がわかるように詳細を説明するので、バイナリーオプションでやってはならないと肝に銘じておきましょう。
目次
マーチンゲール法とは

マーチンゲール法をハイローオーストラリアで使うのが厳禁と考えられる理由を理解するためには、マーチンゲール法がどのような手法かをまず正しく知る必要があります。
マーチンゲール法はギャンブルでお金を賭けて、負けたときには賭けるお金を毎回二倍にしていく方法です。
1万円を賭けて負けてしまったら次は2万円を賭けます。そして、さらに負けたら4万円を賭けるという仕組みです。
このギャンブルで1万円を賭けて当たったら2万円が返ってくる、外れたら全額を失うとしましょう。
すると、4万円賭けた時点で勝ったときに手に入るのは8万円、投入した全額が7万円なので差し引き1万円の利益を得たということになります。

2万円賭けた時点で勝っても1万円、ずっと負け続けて64万円を賭けたタイミングでようやく勝ったとしても1万円の利益を得ることが可能です。
勝つまで続ければ、最初に投入した資金と同じ金額だけ稼げる手法として知られています。
逆マーチンゲール法とは
逆マーチンゲール法はパーレー法とも呼ばれています。
逆マーチンゲール法は勝ったときに次に賭ける金額を倍にする手法で、負けるときに次に賭ける金額を倍にするマーチンゲール法とは真逆です。
逆マーチンゲール法も具体的に考えてみるとわかりやすいでしょう。
当たったら賭けた金額の2倍が返ってきて、外れたら賭けた金額が全て没収されるとします。
1万円賭けて勝ったら2万円が手に入りますが、次は賭ける金額を2倍にするのでその2万円を全部次の賭けに使うことになります。
そのため、賭ける金額は最初の1万円だけで、連勝をすると4万円、8万円、16万円という形で増えていきます。

十分に利益を得たと思った段階でまた1万円から始めて取引を進めるのが基本的な方法です。
逆マーチンゲール法は負けても1万円のロスにしかなりません。
そのため、4連敗してから4連勝すると、合計5万円を使って16万円を手に入れられることになります。
連敗による損失が少なく、連勝をすれば利益を得られるのが逆マーチンゲール法の特徴です。
マーチンゲール法をハイローオーストラリアでやるとどうなる?

ハイローオーストラリアでマーチンゲール法をやるとどんな結末になるのかを見てみましょう。
エントリーの金額を1万円にして、予想が当たったらペイアウトを受け取り、予想が外れたら金額を2倍にしてエントリーするというやり方でランダムに取引をした場合を考えます。
1万円、2万円、4万円、8万円と賭けて負け続けたところで、16万円を賭けてようやく勝てたとしましょう。
この際にペイアウトを受け取れますが、バイナリーオプションではペイアウト率が2倍ではありません。
通常はランダムなエントリーをしたときには業者が利益を得られるようにペイアウト率が2倍未満になっています。
仮にペイアウト率が高い水準の1.8倍だったとすると、このケースではペイアウトは28.8万円です。
支払った金額は31万円なので、2.2万円の損失を生み出す結果になってしまっています。
取引回数 | 賭け金額 | 利益 |
---|---|---|
1回目 | 10000円 | 0円(負け) |
2回目 | 20000円 | 0円(負け) |
3回目 | 40000円 | 0円(負け) |
4回目 | 80000円 | 0円(負け) |
5回目 | 160000円 | 288000円(勝ち) |
合計 | ||
取引合計 | 支出額合計 | 収入額合計 |
5回 | 310000円 | 288000円 |
1回目 | |
---|---|
賭け金額 | 10000円 |
利益 | 0円(負け) |
2回目 | |
賭け金額 | 20000円 |
利益 | 0円(負け) |
3回目 | |
賭け金額 | 40000円 |
利益 | 0円(負け) |
4回目 | |
賭け金額 | 80000円 |
利益 | 0円(負け) |
5回目 | |
賭け金額 | 160000円 |
利益 | 288000円(勝ち) |
取引結果 | |
合計賭け金額 | 310000円 |
合計利益額 | 288000円 |
このようにハイローオーストラリアのペイアウト率が高いとはいっても2倍未満になっている影響でマーチンゲール法では稼げないのです。
逆マーチンゲール法をハイローオーストラリアでやるとどうなる?

逆マーチンゲール法をハイローオーストラリアでやるとどんな結果になってしまうのでしょうか。
1万円でエントリーして予想が当たったら2万円、次も当たったら4万円というやり方をすると利益は大きそうに見えるでしょう。
しかし、予想が外れた時点で全額を失ってしまいます。
この際に注意が必要なのが、やはりペイアウト率が2倍に満たないことです。
勝った後に単純に2倍にした金額でエントリーしてしまうと少しずつ自己資金を足していかなければなりません。
ペイアウト率が1.8倍だったとすると、1万円のエントリーで勝ったときには1万8000円が手に入ります。
そのため、次のエントリーでは2000円を追加する必要があるのです。
この点を加味して、勝ったときにはペイアウト額を全部次のエントリーに使うようにしてみましょう。
すると、勝ち続けている間は自己資金が出ていくことはありません。
勝ったときには毎回、投入した資金が1.8倍に増えていくことになります。
しかし、この条件で4連敗したとすると4万円を失います。
そして、次に1万円を入れて勝っていくと1.8万円、3.24万円、5.832万円、10.4976万円という形で4連勝をすると利益を生み出せます。
このようにして見ると逆マーチンゲール法は悪くないのではないかと思うかもしれません。
この例では四勝四敗なので勝率が50%ならあり得るパターンだと考えられます。
二連敗して二連勝したケースを考えてみましょう。
この場合には3万円を使って3.24万円しか手に入らないことになります。
負けた後に一勝した段階で引き上げてしまうと、2万円から1.8万円にしかならないので損失になってしまうのです。
つまり、逆マーチンゲール法は連勝して勝ち逃げをしないと利益になりません。
二連勝の確率は25%、三連勝の確率は12.5%という風に連勝できる可能性は数が増えるほど低下していきます。
そして、連勝の回数が少ないと利幅が少ないのです。

三連勝したら四連勝を目指したい、四連勝をしたら五連勝もできるのではないかと思ってしまうことも多いでしょう。
それで負けたら全てを失ってしまいます。
例えば、二連敗をした後に三連勝して引き上げず、もう一回エントリーして負けたら三勝三敗ですが、3万円の損失です。
このようにして考えると、稼ぐのが簡単な方法とは決して言えません。
連敗すると連勝できるのではないかと思う人もいるでしょう。
逆マーチンゲール法はこの心理が働くために勝てそうだと思える手法になっています。
しかし、実際には勝率が50%の取引で、各回のエントリーが独立の事象だとしたら、どれだけ連敗していたとしても次のエントリーの勝率は50%です。
そのため、連敗は勝てる理由にはなりません。
結果として五連敗した後だから三連勝はできるだろうと思って失敗したり、まだ負けてないから二連勝でやめておかないと次は負けるかもしれないと思って引き上げたりしてしまいがちです。
このように逆マーチンゲール法はハイローオーストラリアで使っても利益を生み出しにくい取引方法なのです。
マーチンゲール法と逆マーチンゲール法は口座凍結に!?

マーチンゲール法と逆マーチンゲール法にはもう一つのリスクがあります。
どちらの手法もハイローオーストラリアでは取引停止処分になり、口座凍結になってしまう場合があるのです。

バイナリーオプション業者がマーチンゲール法や逆マーチンゲール法を直接的に禁止しているケースはまずありません。
ハイローオーストラリアでも利用規約などに禁止と書かれているわけではありませんが、これらの手法で取引をしていたら口座凍結をされてしまったというトレーダーの口コミは散見されています。
なぜマーチンゲール法や逆マーチンゲール法では口座凍結になってしまうリスクがあるのでしょうか。
このどちらの手法を用いた場合にも勝敗がすぐにわかって次のエントリーができるのが望ましいでしょう。
そのため、ハイローオーストラリアなら30秒取引のような短時間取引を利用するのが賢い方法です。

30秒後に取引が終わったらすかさずエントリーし、またその30秒後にはすぐにエントリーするのが効率的です。
このような機械的なエントリーの仕方は自動売買を行っているのではないかと疑われる原因になります。
業者によって自動売買に対する考え方は異なりますが、自動売買ソフトの利用を全面的に禁止している業者もあるので注意が必要です。
自動売買ソフトを使っていたと業者側が判断しただけで強制解約になることもあります。
そのようなリスクを取ってまでマーチンゲール法や逆マーチンゲール法を使うよりも、着実な方法で勝てるようになることを目指しましょう。
使っても稼げる可能性が高くない手法のためにリスクを選ぶ必要は全くありません。
なお、ハイローオーストラリアでは業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると運営会社側が判断したら口座が強制的に解約されます。
疑われてしまうリスクがあることは避けるようにしましょう。
バイナリーオプションはギャンブルではない

マーチンゲール法や逆マーチンゲール法をハイローオーストラリアのバイナリーオプションでも使えるのではないかと思った人は、ギャンブルではないということを覚えておきましょう。
為替レートを当てるだけの二者択一のルールだから、当てずっぽうでも稼げるかもしれないと思っているかもしれません。
しかし、バイナリーオプションは高度な知識を必要とする投資だと国も明言しています。
バイナリーオプションは為替レートの数値を指標としてどのように推移していくかを予想して取引をしますが、為替レートはランダムに動いているわけではありません。
外国為替市場での通貨の売買が行われ、その需要と供給のバランスによって通貨の価値が変動し、為替レートが算出されています。
外国為替市場では投資会社や証券会社などの機関投資家や個人投資家、そして世界各国の企業が関わっています。
そして、その売買を促しているのは世界の経済の活動や政治の動向、金融の動きなどです。
社会情勢の変化が為替レートには大きな影響を及ぼすため、ランダムな動き方をしているわけではないのは明らかでしょう。
投資家の心理も為替レートには影響しています。
他の投資家に売ろうと思わせるために一時的に通貨を買って値上がりさせ、大勢の投資家が売って値下がりしたところで買い増しをするといった戦略を考える投資家もいます。
このような心理戦の影響も受けているので、為替レートの変動はかなり複雑なものになっているのです。
ただ、バイナリーオプションではテクニカル分析が通用することが知られています。為替相場の動きは過去のチャートから予測が可能なのです。

テクニカル分析によって短期的な値動きを予想してエントリーすればランダムにエントリーするよりも高い勝率にできます。
ハイローオーストラリアでバイナリーオプションに取り組んでいる投資家はテクニカル分析を駆使して成功しているケースが多いのです。
テクニカル分析は市場原理に基づいて生み出された指標や、市場分析の結果として導き出された指標を使います。
つまり、市場を見抜く力を養うとハイローオーストラリアで勝てるようになるのです。
バイナリーオプションはギャンブルだと思っているとなかなかやろうとは思えないかもしれません。
しかし、勝てるトレーダーになるための登竜門なので、マーチンゲール法や逆マーチンゲール法を学ぶよりも遥かに重要です。
ずっと稼ぎ続けられるトレーダーになるために少しずつでもテクニカル分析を学んでいきましょう。
まとめ
ギャンブルの世界でよく知られているマーチンゲール法や逆マーチンゲール法はハイローオーストラリアで使うと損をするばかりです。
いくらやっても稼げずに苦労するばかりか、やり方によっては口座凍結になって強制解約をさせられてしまうリスクすらあります。
勝てる可能性が低いのに、口座凍結になって資金を全て失ってしまっては元も子もありません。
マーチンゲール法も逆マーチンゲール法も危険な行為だと理解して、別の方法で勝てるようになりましょう。
バイナリーオプションでは為替レートがどうなるかを予想できると勝率が高くなります。
為替相場の動きを予測するためにテクニカル分析をするのが一般的です。バイナリーオプションは投資の一種なので、稼げるように取引をするには知識が必要です。
これからハイローオーストラリアで成功したいと思っているなら、テクニカル分析を学んで勝てる取引の仕方を身につけていきましょう。
