ハイローオーストラリア(Highlow.com)で理論的に正しいはずだと考えて取引をしていくためにはチャートの分析が必要になります。
ただ、チャートの分析をしようと思ったときに、どの時間足で表示したら良いかで悩んだことはないでしょうか。
ハイローオーストラリアでは1時間取引ができます。
これから1時間後が判定時刻だったとして、エントリーチャンスかどうかを見極めるには15分足か、1時間足かと迷うのはもっともなことでしょう。
チャートの時間足の選び方は成功の可否を分ける重要なポイントです!
テクニックとも言えるものなので、この記事では時間足の考え方から応用的な方法まで紹介します。
定石から変法まで覚えて、適切な時間足で分析できるようになりましょう。
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チャート分析での時間足の意味
まずはチャート分析の時間足がどのような意味を持っているかを詳しく考察しておきましょう。
為替レートに限らず、経済関連の指標のチャートを表示するときには横軸が時間軸になります。その時間軸のスケールの取り方として用いられているのが「足」という単位です。
ローソク足チャートを表示すると時間足の意味がわかりやすいでしょう。
一つのローソク足の示している時間が1分なら1分足、15分なら15分足、1時間なら1時間足、1日なら1日足と呼びます。
ローソク足はその期間の始値、終値、高値、低値を組み合わせて示しています。ラインチャートの場合には終値だけが表示されているので、その一つ一つの点の時間間隔が「足」によって決まっています。
横軸のスケールがどのくらいになっているかを示しているのが時間足です。
チャート分析では一定時間が経過すると次のローソク足や点が表示されます。時間足によって周期が異なり、また、時間足が違うと始値や終値などが集計される期間が異なります。
時間足の定石
ハイローオーストラリアではチャート分析をするときに時間足の選び方の定石があります。
結論から言えば、取引時間と時間足を一致させるように選ぶのが常套手段です。1時間取引をしているなら1時間足、15分取引をしているなら15分足のチャートを分析します。
この理由をバイナリーオプションのルールからよく考えてみましょう。
ハイローオーストラリアではエントリーするときにハイかローの条件を選び、判定時刻になった時点で条件を満たしていると勝ち、満たしていないと負けというルールです。
エントリーしてから判定時刻になるまでにどのような形で価格が動いていたとしても関係なく、判定時刻の一点で勝敗が決まります。
ハイローオーストラリアの通常の取引では取引スケジュールが決まっています。
この回号でエントリーすると判定時刻は何時何分何秒という風に判定時刻が定められているので、その瞬間の価格がいくらになるかが重要です。
1時間足のチャートを見ると、あるローソク足が示しているのはその1時間における始値、終値、高値、安値です。
ラインチャートならその1時間の終値になります。
仮に10時~11時の足を見ていたとしたら、10時00分00秒の価格が始値、10時59分59秒の価格が終値です。
つまり、一つの点やローソク足がバイナリーオプションの1時間取引の結果に直結します。
10時から11時の間にチャートを分析し、11時から12時の回号でエントリーすると考えると、次の点やローソク足がどうなるかを見極めれば良いというシンプルな形になるのです。
一般的にはこのようなチャート分析の仕方をすると、始値がその回号の取引開始時刻における価格、終値が判定時刻における価格になります。
ただ、厳密に言えばバイナリーオプション業者がどの会社が発表しているレートを使用しているか、終値を採用するかどうかといった点で違いがあります。
ハイローオーストラリアではFXCM社、LMAX社、BitMEX社のレートを使用していて、各時刻の判定レートも過去に遡って公開しています。
このような形で使用しているレートと過去の判定レートが公開されている業者なら、取引する銘柄ごとにどのような形で判定時刻が決まっているかを詳細に解析することが可能です。
チャート分析の実用上は時間足と取引時間を一致させれば十分でしょう。
時間足選びの定石の罠
ハイローオーストラリアでは取引時間に合わせて時間足を選べば良いと安直に考えると罠にはまることもあります。
確かにシンプルでわかりやすい分析の仕方ですが、何が問題になることがあるのでしょうか。
この意味について詳しく理解し、何が起こり得るのかを知っておきましょう。
チャート分析の「木を見て森を見ず」
「木を見て森を見ず」は目の前のことにとらわれてしまって全体像が見えなくなっている状況を指します。
定石に従ったチャート分析では取引時間をこれにしようと決めて、それに合わせて一つの時間足のチャートばかり見る状態になりがちです。
1時間足ならそのチャートだけを見て分析を行い、これからどのようにして価格が変化するのかを見抜こうとします。ただ、これから上昇トレンドが発生しそうだと考えたときにどのくらいその考えを信用できるでしょうか。
このトレンドはそろそろ終わってレンジ相場に入りそうだと思ったときに、そろそろというのはいつだと考えるでしょうか?
実戦ではこのようなタイミングで小さな不安が生じ、実は予想が外れるかもしれないと思ってエントリーを控えることもあるでしょう。
それが功を奏することもあれば、絶好の機会を逃すことにつながるケースもあります。
木も見て森も見よう
重要な対策となるのが「木も見て森も見る」ことです。
市場における売買の一部分だけでなく全体像も見ることによって、どのような価格の動き方が起こりやすいのかを把握すると、自分の立てた予測の信用度を評価できます。
例えば、
1時間足でチャート分析をしていて上昇トレンドが発生しそうなサインが分析結果から得られたとしましょう。
この際に1日足のチャートを見たときに、全体として大きな上昇トレンドが起こっていたとします。すると1時間足で見えている上昇トレンドの発生は、大きな相場の上昇の流れの一部だと考えられるでしょう。
するとこの予測は信用できると考え、自信を持ってエントリーできます。
しかし、1日足のチャートを見たら全体としては下降トレンドだったとします。すると1時間足で見た価格の上昇サインは一時的な反発によるものだと考えられます。
確かなサインがあるなら次足は上がるかもしれないけれど、あまり上昇が長続きしないかもしれないからエントリーを控えておこうと考えられるかもしれません。
このような形で大局を把握していると、リスクの高いエントリーを避けることにもつながります。
チャート分析の「森を見て木を見ず」
「森を見て木を見ず」は「木を見て森を見ず」から生まれた言葉で、全体を俯瞰することができていても細部までは見えていない状況を指します。
定石に従うチャート分析ではエントリーしたいと考えている時間足よりも短い時間足でチャートを見ることはないでしょう。
1時間足なら1時間が終わった時点での価格が重要なので、その間はあまり気にしないというのが普通の考え方です。しかし、判定時刻の少し前までは予測通りに価格が動いたのに、ギリギリになって急激に逆向きの値動きを起こしてしまうケースが怖くないでしょうか。
森も見て木も見よう
このリスクを評価するのに重要なのが「森を見て木も見る」ことです。
より短い時間にどのような価格の変化が起きているかを見てみると、突然大きな値動きが起こる可能性が高いかどうかがわかります。
例えば、1時間足ではレンジ相場の転換点がきたサインがはっきりと出ていたとしましょう。
その際に5分足を見てみると上昇トレンドが続いていて陽線がたくさん並んでいる状況で、そろそろ天井を打ってしまいそうな様子が見て取れたとします。
この場合には特に問題なく転換点がやってくると考えられるでしょう。
しかし、5分足で見てみると陽線も陰線も林立していて全体としては価格が上がっているという場合もあります。売買のどちらも均等に活発になっている状況で、短い時間に大きな変化が起こりやすい不安定な相場だとわかります。
このような際には判定時刻の直前に急変を起こすリスクが高いのでエントリーをやめておくという判断ができます。
全体を見るだけでなく、その中の一部分の値動きを把握するとリスクマネジメントができます。
安易に定石に従わずに短い時間足のチャートも見るのがハイローオーストラリアで取引する上では重要なのです。
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エントリーする取引時間選びの変法
ある時間足でチャートを分析してエントリーできそうだと思ったら、その時間足に取引時間を一致させてエントリーするのが実用的には便利です。
分析のスピードが速くなってくると、短い時間で異なる時間足のチャートを分析していけるようになり、エントリーのチャンスを広げられます!
取引時間を固定して時間足も一つに絞り込み、エントリーできない場合には他の通貨ペアを探して銘柄を変えて分析することも可能です。
ただ、先述のように罠にはまるリスクを減らすには、同じ銘柄を異なる時間足で分析する習慣を作った方が正確性の高い分析ができるでしょう。
この視点でチャート分析をする際には、エントリーする取引時間の変法も知っておくと便利です。
定石に従うと15分足のチャートで分析をしていたときには15分の取引にエントリーします。
変法では15分足のチャートで分析した結果に基づいて、5分や1時間の取引にエントリーします。
どのようなケースで取引時間を変えてエントリーを判断できるのでしょうか。
最も典型的なのは木を見て森も見たとき、あるいは森を見て木も見た結果として取引時間を長く、あるいは短くした方が良いと考えられたケースです!
上昇トレンドでの順張りエントリーをしようとしたときに、長い時間足のチャートを見たら下降トレンドだったというケースがあります。
この際には価格の上昇が長く続かないリスクが高いことを考えて、短い時間足でエントリーするのが効果的な選択肢です。
一方、インジケーターの性質によって取引時間を変える手法もあります。
ACオシレーターのように、価格の動く方向性に関するサインが出てから価格の動きに反映されるまでに時間がかかるケースが多いインジケーターもあります。
この際には15分足のチャートで見ていたときに1時間取引でエントリーすると想定された値動きを起こした時点で判定時刻を迎える可能性が高いと考えられます。
変法を使うときには時間的に余裕があるなら新たにエントリーを検討する時間足のチャートも分析し直すのが無難です。
トレンドの順張りをするケースでは、新たに表示したチャートでも順張りのサインがあるかどうかを見てからエントリーすれば確度が高まります。
インジケーターの性質に基づいて取引時間を変える場合には、新しいチャートでは違うインジケーターを使うのが適切です!
過去に同じインジケーターでサインが出ていたかどうかを見ても今すぐにエントリーすべきかを判断できないことがよくあります。
それよりもエントリーのタイミングを見極めるのに適しているインジケーターを使用して、あらためてチャート分析をした方がスムーズにエントリーできます。
まとめ
ハイローオーストラリアでチャートを分析するときには設定した時間足によって見えているものが違うことを意識しましょう。
定石は「時間足は取引時間に一致するように選ぶこと」です。
ただ、木を見て森を見ず、森を見て木を見ずの状況になるとエントリーを決断できなかったり、リスクが高い状況でエントリーしてしまったりすることが多くなります。
時間足の違うチャートを読みこなせるようになると定石に従わないエントリーの仕方もできるようになります。
ここで挙げた変法は典型例なので、取引時間とチャートの時間足、使用するインジケーターの関係性を意識してハイローオーストラリアの攻略の仕方を考えていきましょう。
自分なりのノウハウを培うことで時間足の使い方をマスターすることがハイローオーストラリアで成功することにつながります。
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