ハイローオーストラリアの利用規約をきちんとチェックしたことがありますか。
ハイローオーストラリアで新規口座開設をしたときには利用規約を読んで同意することが求められています。
早く取引を始めたい、重要なことは書いてないはずだといった気持ちで無視してしまった人も多いのではないでしょうか。
確かに利用規約には当たり前のようなことばかり書かれていて、読む必要がない場合が多いでしょう。
ただ、ハイローオーストラリアでは是非読んでおきたい重要事項が含まれています。ここではハイローオーストラリアの利用規約の重要事項をまとめました。
利用規約を読み忘れてしまった人もこの記事で紹介する内容だけはしっかりと確認しておきましょう。
目次
ハイローオーストラリアの口座利用条件
ハイローオーストラリアでは「口座利用条件」という名称で利用規約を公開しています。
最新版は2023年3月10日なので、過去に一読した人も読み返しておいた方が良いでしょう。
口座利用条件には口座だけでなく利用方法についての詳しい条件が記載されています。
ここではまずハイローオーストラリアの口座利用について重要なポイントを解説します。
「口座利用条件」の重要ポイント
本人名義の口座のみ
ハイローオーストラリアの口座は本人名義でなければ開設できません。
ハイローオーストラリアでは単独裁量権によって書類の提供を求める場合があります。
実際には口座開設の時点で本人確認書類の提出を求めていて、運転免許証やパスポートやマイナンバーカードによって審査されています。
口座開設の際にに提出する書類は本人確認書類だけなので、基本的に口座利用で必須条件となっているのは本人名義ということだけだと言えるでしょう。
なお、ハイローオーストラリアでは口座の利用条件として本人以外による取引を認めていません。
口座保有者以外の「誰か」、もしくは「何か」が取引をすることが禁止されています。
口座保有者以外の「何か」という表記があるので、機械的な取引も禁止されていることがわかります。
1人1口座のみ
ハイローオーストラリアでは複数の口座を開設することが認められていません。
既に口座を開設した人も、新たにハイローオーストラリアで新規口座開設の申請を出すことは可能です。
しかし、ハイローオーストラリアではメールアドレスや本人確認書類、IPアドレスなどによって複数口座の申し込みでないかどうかを審査しています。
もし複数口座だと疑われた場合には、ハイローオーストラリアは単独裁量権で口座開設を拒否します。
口座開設後に事実が発覚した場合にも強制解約の対象になるので、1人1口座のルールを守りましょう。
アメリカ在住者の利用禁止
ハイローオーストラリアは日本などのバイナリーオプションを合法的に認めている国に在住しているユーザーにサービスを提供しています。
アメリカやカナダなどの諸国では国籍ではなく、居住していることを根拠としてバイナリーオプション取引を禁止しています。
バイナリーオプション取引が禁止されているアメリカなどの国に在住している人は、日本人でも利用できません。
ハイローオーストラリアでは各国の状況を鑑みて、合法的なサービスを提供しています。
日本からアメリカに転出して駐在している人や、長期留学や長期出張をしている人も利用できません。
日本の住所があって、日本の本人確認書類を持っている人であれば1人1口座を持つことができます。
利用規約の口座取引条件を満たしている人なら簡単に契約できるので、公式サイトから手続きをしましょう。
以下の記事ではハイローオーストラリアでの口座開設の流れを紹介しているので参考にしてください。
ハイローオーストラリアの入金と出金の条件
口座利用条件にはハイローオーストラリアの入金と出金についても基本条件が記載されています。
見落としがちなポイントなので、ここで重要なところを押さえておきましょう。
最低入金額と最大出金額の設定
ハイローオーストラリアでは最低入金額、最大出金額について利用規約の中に明記しています。
具体的な金額は利用規約には記載されていません。随時、世界的な状況に合わせて対応できるようにするためです。
ハイローオーストラリアの入金
ハイローオーストラリアの最低入金額についてはハイローオーストラリアが設定する権利を持っています。
現状としてはハイローオーストラリアの最低入金額は銀行入金では10,000円、クレジットカードまたは仮想通貨での入金では5,000円です。
入金方法 | 銀行振込 | クレジットカード | 仮想通貨 |
---|---|---|---|
最低入金額 | 10,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
しかし、この最低入金額は保証されるわけではなく適宜変更されます。
個別に設定されることもあるため、何らかの原因で入金制限を受ける可能性があります。
また、ハイローオーストラリアでは口座開設をした時点で最低入金額以上の入金を義務付けています。
口座開設後は入金を求められている点に注意して利用しましょう。
入金方法の詳細は下記コンテンツにて紹介しています。
ハイローオーストラリアの出金
ハイローオーストラリアの最大出金額は最低勘定価額に基づいて決まります。
勘定価額とは平たく言えばハイローオーストラリアの口座残高です。
口座残高に従って、いくらまで出金できるかはハイローオーストラリアが決定する裁量を持っています。
ハイローオーストラリアでは現状では一回の出金申請で1億円まで出金可能です。
しかし、今後、最大出金額は利用規約の定めに従って変更される可能性があります。
出金方法の詳細は下記コンテンツをご確認ください。
入金・出金手数料の設定
ハイローオーストラリアでは手数料について後述のように詳しい定めがあります。
ただ、利用規約を見ると入金・出金の項目である4.12.で入金手数料、出金手数料について重要な記述をしているので注意しましょう。
同項では第三者支払機関の利用に関するルールを定めています。
その中で、ハイローオーストラリアが第三者支払機関の代わりに入金手数料や出金手数料を差し引くこともあると記載しています。
現時点ではハイローオーストラリアではどの方法を選んだとしても入金手数料も出金手数料もかかりません。
厳密に言えば銀行振込で入金すると振込手数料がかかる場合があるだけです。
ただ、今後、入金や出金に際して手数料がかかるようになる可能性があります。
手数料については電子メールやウェブサイトで示す方針ですが、内容を確認するかどうかはユーザーの責任になっているので気を付けましょう。
ハイローオーストラリアを利用するときには「お知らせ」での連絡やメールなどに目を配ることが大切です。
出金要求の拒否
利用規約の4.13.では出金要求の拒否について定めています。
ハイローオーストラリアでは出金拒否をする権利を持つことを利用規約に明記しています。
つまり、ユーザーが銀行出金をしたいと要求したときに、ハイローオーストラリアは単独裁量権によって出金しないという判断を下すことが可能です。
また、ハイローオーストラリアでは出金拒否をするだけでなく、代替手段による出金をする権利も持っていると定められています。
ハイローオーストラリアでは出金拒否のトラブルが起きています。
出金拒否があるから違法だという意見もありますが、利用規約にはハイローオーストラリアが権利を有することは明記されているので留意が必要です。
ただ、不当な形で出金拒否をされることはないので心配ありません。
出金拒否の詳細については以下の記事を参照して確認してください。
料金と手数料
ハイローオーストラリアでは現在では入金や出金、取引や口座管理などについて手数料がかからないシステムになっています。
利用に伴う料金や手数料については、詳細が利用規約に書かれているので確認しておきましょう。
料金と手数料
ハイローオーストラリアの指示による支払い
ハイローオーストラリアのユーザーは料金や手数料について、利用規約の13.2.に記載されているものについては支払い義務を負います。
13.2.に記載されている料金はハイローオーストラリアに支払わなければならないものだけではありません。
まず、取引手数料として取引料、手数料、決済や清算の料金と手数料、遅延損害金、税金などが挙げられています。
例えば、銀行振込による入金の振込手数料はこの項目に該当します。
また、クレジットカードで入金したときに支払いができず、遅延損害金が発生したときにもハイローオーストラリアには責任がなく、ユーザーが支払わなければならないという意味です。
ハイローオーストラリアで利益を上げたら所得税を納めなければなりませんが、納税も納税にかかる費用もすべてユーザーの負担になります。
また、オンラインサービスへのアクセスにかかる料金もユーザー負担です。平たく言えば、インターネットの接続料金や電気代などが該当します。
なお、何らかの理由によってハイローオーストラリアに未払い金が発生した場合には債務が発生します。
口座からの引き落としにかかる手数料と、利率として4%を負担しなければなりません。
基本的にバイナリーオプションでは口座残高以上の費用が発生することはありませんが、不正行為を指摘されると未払い金が発生する可能性があります。
管理手数料など
ハイローオーストラリアでは管理手数料などを口座残高から引き落とす場合があります。
利用規約の13.3.では連絡をせずにユーザーの口座からすべての管理手数料や支払うべき手数料などを引き落とす権利をハイローオーストラリアが持っていると明記しています。
管理手数料とは口座維持手数料という意味ではありません。
ユーザーとハイローオーストラリアの間で金銭的な取引やメッセージのやり取りなどをするためにかかった費用を指します。支払処理やSMSの費用などが該当します。
支払えていない費用があって債務を負っている場合には、債権回収費用や、電話筆記記録の作成費用なども手数料として自動的に口座から引き落とされます。
また、ハイローオーストラリアが払い戻しの権利を有すると認められたときにも事前の通知なく、ハイローオーストラリアの口座から差し引かれます。
基本的には不正な取引があったときや、特殊な支払サービスを使用して入出金をしたときに該当するだけです。
誠実に利用していれば問題になることはありませんが、頭に入れておいた方が良い項目です。
なお、ハイローオーストラリアのその他の手数料等の詳細は下記コンテンツにて紹介しています。
ハイローオーストラリアの取引条件
ハイローオーストラリアの利用規約を見ると取引条件について各条文でさまざまなルールを設けています。
6.注文から始まり、7.配分方針やその後の項目にも取引条件について詳しい条件が定められています。
その中でも特に取引条件として押さえておきたい項目をピックアップしたので確認しておきましょう。
料金と手数料
注文受理の拒否・制限
利用規約の6.注文ではハイローオーストラリアにおける注文の可否判断やキャンセルなどについて記載しています。
原則としてはハイローオーストラリアのユーザーはいつでも自由に注文を出して取引可能です。
ただし、ユーザーが注文を出したときの拒否や制限を受けることがあります。
ハイローオーストラリアでは利用規約の6.3.で注文の受理の拒否や、注文への制限、注文への指示、注文の受領について条件の付与ができることを定めています。
注文受理の拒否や制限などはすべて単独裁量権になっていて、どのような理由であってもハイローオーストラリアが権利を行使することが可能です。
さらに、ハイローオーストラリアの取引システム上で注文の送信や実行を妨げるフィルターを設けて良いことが明記されています。
同項ではハイローオーストラリアが注文の拒否や制限についてできる限りユーザーに速やかな通知をすると示しています。
ただ、努力義務であることに加え、法律や規制当局による指示があった場合には連絡ができないこともあります。
なお、ユーザーが禁止行為をしているときや、公正な取引ではないと判断されるときなどにはハイローオーストラリアから注文をキャンセルされるだけでなく、修正されることもあります。
このような対応は許可を得ることなくハイローオーストラリアの権利として行使されるルールになっています。
配分方針
ハイローオーストラリアの取引について配分方針を理解しておくことは重要です。
ハイローオーストラリアでは利用規約の7.で配分方針を定めています。
配分方針とは、簡単に言えばハイローオーストラリアのサービスの提供についてユーザーにどのように配分するかを定めたガイドラインです。
ハイローオーストラリアの利用規約7.1.では全ユーザーに対して公平に順を追ってサービスの処理をしていくことを示しています。
規制用件や市場慣行を加味すると定められているため、必ずしも注文が出た順番に処理されるとは限りません。
法令に抵触するような行為が疑われた場合には調査を進めていき、注文処理が後回しになることもあります。
ただ、ハイローオーストラリアでは利用規約の7.2.で注文を受け取った順で処理する方針を明記しています。
特別な事情がない限りは注文順に処理されていくと考えて良いでしょう。
ただし、上述の法令などの影響によるフィルターは適用されます。
また、ネットワークの不具合などによる遅延や障害などによる影響を受ける部分は免責にしています。
このような配分方針はオンラインプラットフォームでの投資取引では標準的なので、誠実な利用規約になっていると言えるでしょう。
ハイローオーストラリアの禁止行為の条件
ハイローオーストラリアは禁止行為について利用規約に示しています。
14.禁止行為がその中心になりますが、具体的な禁止行為の内容については2.解釈や6.注文でも具体的な言及をしています。
基本原則はハイローオーストラリアが禁止行為として疑うような行為をしてはならないということです。
禁止行為について明確な根拠がなかったとしても、ハイローオーストラリアに疑われた場合には禁止行為に該当したと見なされることになります。
ハイローオーストラリアの14.禁止行為では、取引口座が禁止行為に関係していると決定した時点でハイローオーストラリアの単独裁量権によって口座の制限をすると定めています。
ハイローオーストラリアは口座制限だけでなく、現在進行中の取引の決済を済ませたり、口座の強制解約をしたりする権利を持ちます。
また、禁止行為によってユーザーが得た利益について没収する権利も持っているため、既に出金済みだった場合には請求を受けるリスクもあります。
ハイローオーストラリアでは利用規約14.2.でクレジットカードの乱用の抑制について明記しています。
クレジットカードの不正利用については強制解約の対象となることや、口座価額を出金した上で残った金額を没収する権利を持つことが定められています。
ハイローオーストラリアの口座名義とは異なるクレジットカードの利用や、不正なクレジットカードの使用に関わっていると認められたときにはペナルティの対象です。
禁止行為をした可能性がある場合には、ハイローオーストラリアはいつでも調査できると利用規約14.3.に定められています。
禁止事項については以下の記事で詳細をまとめているので参考にしてください。
ハイローオーストラリアの口座解約の条件
利用規約には口座解約についても基本条件が定められています。
利用規約の25.口座解約に詳細が記載されていて、基本的には書面通知をして相手が通知を受け取った時点で解約が即時で成立します。
ハイローオーストラリアの口座解約をするときには勘定価額、つまり口座残高によって手数料が異なります。
勘定価額が1,000円以上の場合
利用条件に従って適用される料金、恵与、手数料を差し引いた金額を出金することが可能です。
勘定価額が1,000円未満の場合
解約手数料がかかり、出金される金額はゼロになります。
なお、ハイローオーストラリアで注文をして取引している最中に口座解約になった場合には、ハイローオーストラリアは取引を決済する権利を持ちます。
口座解約のやり方や詳細な内容については以下の記事にまとめているので参照してください。
まとめ
ハイローオーストラリア利用規約はきちんと読んで内容を理解しておかないと、トラブルが発生する原因になってしまいます。
基本的な口座開設の条件や取引方法について、正しい理解をするために一読しておきましょう。
特に切実な問題になるのはハイローオーストラリアの禁止行為の条件です。
禁止事項が利用規約に書かれているので、うっかりやってしまわないように詳細を確認しておきましょう。
利用規約を遵守すればハイローオーストラリアは安心して取引できます。
この記事で説明した内容をきちんと押さえて利用していきましょう。