ハイローオーストラリア(Highlow.com)で稼げるようになるには勝率を高い水準で安定させることが重要です。
ただ、どのくらいの勝率のエントリー手法なら使って大丈夫なのかがわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。
バイナリーオプションでは勝率が50%以上なら稼げるというわけではありません!
そのからくりを理解して、どのくらいの勝率の手法なら使えるのかを計算してみましょう。この記事ではハイローオーストラリアで稼げるかどうかの分岐点となる勝率について徹底解剖します。
目次
ペイアウト率が低いと高い勝率が必要
ハイローオーストラリアではハイロー取引を採用しているので、ランダムにエントリーしていると勝率が50%と考えることができます。
ハイロー取引は二者択一のルールだからです!
ハイローオーストラリアでは勝率が50%にならないスプレッド取引もありますが、その分だけペイアウト率が高くなります。ペイアウト率が高ければ勝率がやや低くても稼げますが、その分だけスプレッド取引は難易度が高いので注意が必要でしょう。
バイナリーオプションのシステムトレードで勝率が重視されているのは、勝率が上がらないと稼げないからです。
バイナリーオプションでは負けた場合には掛け金を全額失い、勝った場合には掛け金にペイアウト率を掛けた金額が戻ってきます。ペイアウト率は業者や取引内容によって異なりますが、一般的には1.5倍~1.9倍くらいです。
勝率を上げるとペイアウト率が低い分をカバーすることが可能で、十分に上がれば利益を安定して生み出せると考えられます。ペイアウト率が低い場合には稼ぐために高い勝率が必要になります。
バイナリーオプション業者はトレーダーに取引をしてもらうことで利益を得なければなりません。そのため、運任せで取引をしても勝てるようなルールにするわけにはいかないのです。ペイアウト率が2倍なら確率的には業者も投資家も利益が出ないことになります。
ハイローオーストラリアでは後述のように高いペイアウト率を設定しています。ユーザーが多いのでペイアウト率をかなり高めに設定してもハイローオーストラリアは利益を上げられるようになっています。
稼げるか損をするかの分岐点
バイナリーオプションで稼げるか損をするかを分ける勝率を計算するのは簡単です。ここではハイローオーストラリアの通常取引、スプレッド取引、ターボ取引、ターボスプレッド取引について何パーセントの勝率があればプラスマイナスゼロの収支になるのかを計算してみましょう。
勝率=1/ペイアウト率
ハイローオーストラリアのハイロー取引では通貨ペアでは以下のような取引時間とペイアウト率の関係になっているため、稼げるか損をするかの分岐点になる勝率は51.28%~54.05%と計算されます。
ハイロー取引で分岐点になる確率 | ||
---|---|---|
取引時間 | ペイアウト率 | 勝率 |
15分・5分 | 1.85倍 | 54.05% |
1時間・3分・1分 | 1.9倍 | 52.60% |
1日・30秒 | 1.95倍 | 51.28% |
ハイロー取引で分岐点になる勝率
取引時間 | 15分・5分 |
ペイアウト率 | 1.85倍 |
勝率 | 54.05% |
取引時間 | 1時間・3分・1分 |
ペイアウト率 | 1.9倍 |
勝率 | 52.60% |
取引時間 | 1日・30秒 |
ペイアウト率 | 1.95倍 |
勝率 | 51.28% |
スプレッド取引の場合には取引の難易度は上がりますが、ペイアウト率が高いので以下のような勝率であれば良いとわかります。
スプレッド取引で分岐点になる勝率 | ||
---|---|---|
取引時間 | ペイアウト率 | 勝率 |
5分以上 | 2倍 | 50% |
3分 | 2.05倍 | 48.78% |
1分 | 2.2倍 | 45.45% |
30秒 | 2.3倍 | 43.47% |
スプレッド取引で分岐点になる勝率
取引時間 | 5分以上 |
ペイアウト率 | 2倍 |
勝率 | 50% |
取引時間 | 3分 |
ペイアウト率 | 2.05倍 |
勝率 | 48.78% |
取引時間 | 1分 |
ペイアウト率 | 2.2倍 |
勝率 | 45.45% |
取引時間 | 30秒 |
ペイアウト率 | 2.3倍 |
勝率 | 43.47% |
このようにして計算してみた結果が高いと感じるか、低いと感じるかは人によって違うでしょう。取引時間による違いこそあるものの、システムトレードで利益を出すためには55%くらいは勝率がないとハイロー取引では利益が出にくいことがわかります。スプレッド取引でも50%以上の勝率にならないとなかなか稼げないと考えるのが妥当です。
15分取引での勝率と利益率
ハイローオーストラリアでは15分が人気の取引時間の一つです。ペイアウト率は1.85倍なので、他と比較すると低めです。しかし、相場の流れを読みつつ、不測の事態を回避しながらバイナリーオプションに取り組むのに適していると考えられています。30秒取引のように短すぎると勝率がぶれやすく、1日取引のように長いと何度もエントリーできません。
15分取引ではどのくらいの勝率があると満足できる利益を生み出せるのでしょうか。バイナリーオプションでは元手が大きければ利益も大きくなるので、ここでは利益率がどのくらいになるかを勝率ごとに計算してみましょう。同じ掛け金でエントリーをし続けたと仮定します。
利益率=ペイアウト率×勝率
ここで、15分取引の場合にはペイアウト率が1.85倍なので、
勝率 | 利益率 |
---|---|
10% | 0.185 |
20% | 0.37 |
30% | 0.555 |
40% | 0.74 |
50% | 0.925 |
60% | 1.11 |
70% | 1.295 |
90% | 1.665 |
このように見てみると、現実的な値として60%の勝率になると1.11倍の利益を得られるとわかります。
1,000円でエントリーすると利益が1回平均で110円得られるという計算です。
月に100回エントリーできたとして11,000円の利益になります。5,000円ずつエントリーできたとしたら55,000円です。
同様にして高い勝率のエントリー手法を見つけられたとして勝率が70%だったとしましょう。
1,000円のエントリーでは1回平均295円の利益になります。
月に100回エントリーできたら29,500円を獲得できます。5,000円のエントリーだったら利益は149,500円です。
この金額を見てどのような印象を受けたでしょうか。月に100回というのが多いと思うかもしれませんが、1ヶ月に20日平日のエントリーできる日があったとして、1日に5回エントリーしたら月に100回です。
まとまった時間がある人なら十分にクリアできるエントリー回数でしょう。
毎月1,000円ずつ100回エントリーすると投入した金額は10万円です。勝ったときにはお金が増えて戻ってくるので、勝率がある程度高ければ元手が10万円もなくても大丈夫でしょう。連敗するようなエントリー手法の場合にはあまり元手が少ないと枯渇するリスクがありますが、数万円の元手があれば不安になることはないと考えられます。
勝率60%なら月11,000円、70%なら月29,500円というのを比較してみると大きな差があると感じる人が多いでしょう。
同じ回数のエントリーでもこのくらい収入に違いが出るので、勝率にこだわってエントリー手法を生み出すのは肝心です。
少し勝率が上がるだけで利益率を着実に増やせるので、既に確立したと思っている手法も改良を加えていきましょう。
勝率の高い手法の問題点
勝率を重視して手法を作り上げていくと、80%や90%もの勝率で勝てる方法を編み出せることもあります。ブログやSNS、YouTubeなどでも実践結果やバックテストによって勝率がこのくらいの高水準になっている手法が紹介されています。
問題点①勝率を上げるように手法を作り上げると条件が厳しくなる
いくつもの厳しい条件を揃えていき、全ての条件を満たしているときだけエントリーするとなると、どうしてもエントリー回数が少なくなります。似ているチャートパターンでもあるインジケーターの示す値が条件を満たさなかったり、丁寧にラインを引いてみると条件から外れていたりすることもあるからです。
そのため、近いパターンだからといって安易にエントリーするわけにもいかず、もどかしい気持ちになりがちです。その状況で負けが続いてしまうと気持ちが動揺し、概ね条件を満たしているからエントリーしてしまおうと思って失敗をさらに重ねることもあります。
丸一日エントリーできずに終わってしまったときにも焦りが出るでしょう。
そして、エントリー回数が少ない場合には掛け金が大きくないと利益があまり大きくなりません。思い切って大金を投じたタイミングで失敗すると、ますます焦って無理なエントリーをしてしまうかもしれません。
自分の感情をコントロールできる人でないと、せっかく貴重な手法を作ったのに無駄にしてしまうかもしれないので注意しましょう。
問題点②条件が厳しくなればなるほど分析に手間も時間もかかる
二つか三つくらいの条件ならすぐに見て判断できる人も多いでしょう。ローソク足のパターンと、インジケーター二種類が条件を満たしたらエントリーというくらいなら慣れればルーチンでエントリーできます。しかし、四つ、五つとなってくると分析の負担が大きくなり、チャートを見ている間は常に手を動かしてテクニカル分析をすることになるでしょう。
それだけ頑張っているのにエントリー条件を満たさないことばかりでつらくなってしまいます。
無理のない数の条件で高い勝率になる手法を見つけ出さなければ、バイナリーオプション自体が長続きしなくなるリスクがあります。
勝率の高い手法を作るコツ
ハイローオーストラリアはペイアウト率が高いので、ある程度の勝率でエントリーできる手法があれば多かれ少なかれ稼げるようになります。勝率90%の手法でたくさんエントリーできれば理想的ですが、実際には勝率を上げようとするとエントリー機会が減ってしまうのが問題になります。
ハイローオーストラリアで稼ぐためには、勝率を高めの水準にしつつ、エントリー回数も無理なく増やせるようにするのが大切です。
勝率の高い手法を作るときには一定水準以上の勝率になるものを複数生み出しましょう。一つの手法では月に10回しかチャンスがなかったとしても、10個の手法を同時に運用できれば100回エントリーできます。
この問題を解決するためのコツが二つあります!
コツ①共通するインジケーターを使うこと
インジケーターには様々なものがありますが、汎用性が高いものと特殊なケースでの使い勝手が良いものに分けられます。
できるだけ汎用性が高いインジケーターを使って手法を確立すると、分析のときに確認しなければならない項目数が少なくて済みます。
移動平均線やボリンジャーバンドのように順張りでも逆張りでも使用可能で、見方によって多様な情報を得られるインジケーターをメインにすると良いでしょう。複数のインジケーターを表示できるツールを使っているなら、RSIやCCIのように一目でわかるインジケーターは片隅に常に表示しておくのも良い方法です。インジケーターの数が増えれば増えるほど条件を満たすかどうかの確認が大変になるので、新しい手法を生み出すときに追加するインジケーターは最小限に止めるのが無難です。
コツ②一目でわかる相場の状況に応じて使い分けられるように分類すること
合計で10種類の手法があったとしても、トレンド相場では5つ、レンジ相場では5つという感じなら同時に分析しなければならないことは半分で済みます。時間帯によって分けるのも良い方法で、東京市場のときとロンドン市場のときなどといった分け方をしてみると手法の勝率も上がることすらあります。
このようにして手法の数は多くても、使い分け方が確立されていれば、一度にやらなければならない作業量は少なくて済みます。
網羅性が高くなるように複数の手法を作り上げていくと、いつでもいくつかの手法を併用しながら取引できる状況になるでしょう。エントリー機会を増やすためには欠かせない考え方なので、どんなときに使う手法なのかをよく考えながら不足を補うようにして開発していくのが大切です。
まとめ
ハイローオーストラリアで影せる勝率は通常のハイロー取引でも60%に満たない程度です。
高ペイアウト率を設定しているハイローオーストラリアだからこそ、60%に満たない勝率でも稼げますが、他の業者ではペイアウト率が1.5倍くらいしかないこともあるため、80%くらい勝てないと稼げない場合もあります。
勝率が高い手法を生み出せば稼げる確率は飛躍的に上がりますが、エントリーできる回数が少なくて悩みになることもよくあります。信頼性が高くて勝率が安定する手法をいくつか生み出して、併用していくことでエントリーできる機会を増やしていきましょう。
ハイローオーストラリアは稼ぎやすいバイナリーオプション業者です!
本当に稼げるかどうかはエントリー手法次第なので、勝率が高くて取引しやすい手法を作ってシステムトレードに挑戦していきましょう。