ハイローオーストラリア(Highlow.com)ではビットコインのターボ取引が導入され、トレーダーにとってビットコインの魅力が飛躍的に高まりました。
30秒取引も人気がありますが、テクニカル分析をしやすい1分以上のターボ取引の方が使っているトレーダーが多いことも知られています。ハイローオーストラリアでビットコインのターボ取引をやるなら1分取引が良いと思っている人もいるでしょう。
1分取引の攻略法もたくさんありますが、提唱されているだけで本当は通用しないのではないかと疑っているトレーダーも多いでしょう...
特にビットコインは他の通貨と違って暗号資産(仮想通貨)なので相場の癖にも違いがあります。ビットコインの1分バイナリーオプションを攻略する手法は実はあまり知られていません。
オーサムオシレーターはバイナリーオプションで頻繁に使われているインジケーターではありません。そういうインジケーターこそ実は他のトレーダーも知らない使い道がある可能性があります。
この記事を通してオーサムオシレーターの魅力の有無を確認してみて下さい。
目次
オーサムオシレーターとは
オーサムオシレーターはビル・ウィリアムズによって開発されたオシレーター系インジケーターです。相場の勢いを測るのに使えるインジケーターで、ACオシレーターを計算するのにも用いられています。
オーサムオシレーターはACオシレーターに比べると全体としての相場の動きを理解するのに使われるのが特徴で、ACオシレーターよりも感度は低い傾向があります。
オーサムオシレーターの計算式はとても単純で、短期移動平均線と中期移動平均線の差になっています。
AO(オーサムオシレーター)=5期間移動平均線-34時間移動平均線
オーサムオシレーターはヒストグラムで表示します。そして、1つ前の値よりも大きい場合には緑色、小さい場合には赤色のヒストグラムで示すのが基本です。
つまり、前に比べてオーサムオシレーターが上がっているときには緑色、下がっているときには赤色になります。
オーサムオシレーターの意味
オーサムオシレーターは期間の異なる移動平均線の差で示されているインジケーターです。直近の価格の影響を大きく受ける短期移動平均線から、長期間の相場の動きの影響が加味される中期移動平均線を引いています。
そのため、オーサムオシレーターが正の値(上向きのヒストグラム)のときには上昇トレンド、負の値(下向きのヒストグラム)のときには下降トレンドと考えることが可能です。
また、オーサムオシレーターが0になる瞬間は移動平均線のゴールデンクロスまたはデッドクロスです。
・下向きのヒストグラムが上向きになったらゴールデンクロス
・上向きのヒストグラムが下向きになったらデッドクロス
このようにして見ると移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスによって、上昇トレンドや下降トレンドの発生を見るのと同じようにも使えることがわかります。
ビットコインでも移動平均線を使うのは効果的だとわかっています。ただ、以下の記事で紹介したのは1時間取引のケースだけです。
オーサムオシレーターでは期間設定が5期間と34期間に固定されているので、それでもきちんと予測が当たるのかも検証してみる必要があるでしょう。
オーサムオシレーターはトレンドの強さを見ることができます。
上昇トレンドが発生していると上向きのヒストグラムが表示されますが、その大きさがトレンドの強さと解釈することが可能です。
順調にヒストグラムが大きくなっているときにはトレンドが続くと考えられますが、小さくなったときには押し目買いが発生したり、下降トレンドに向かったりする可能性が示唆されます。
ビットコインの1分取引でオーサムオシレーターを活用
ハイローオーストラリアでできるビットコインの1分取引ではオーサムオシレーターを使ったら攻略できるのでしょうか。
オーサムオシレーターを実際に見てみて、どんな攻略法を立てられるのかを考察してみましょう。
7月26日のビットコイン急騰
2021年5月のビットコインの急落後、息を吹き返すような高騰が見られたのが7月26日でした。このタイミングの1分足チャートを例に取ってみましょう。
急騰が起きたタイミングではオーサムオシレーターが上向きのヒストグラムになっていて、明らかに上昇トレンドが発生していたことがわかります。ただ、反発を受けて陰線が発生したタイミングでも緑色のヒストグラムが続いていました。
また、トレンドが明確に発生する前のチャートを拡大してみると、ゴールデンクロスが起こっていなかったこともわかります。上向きのヒストグラムが赤色だったのが緑色に変わってからしばらくして急騰が起こりました。
ただ、上向きのヒストグラムが赤色から緑色に変わってからはほとんどが陽線です。仮にヒストグラムの色が変わってから大きな陰線が出るまで取引を続けたら7勝3敗、勝率70%となっていました。
1.9倍のペイアウト率なので、1万円ずつ取引をしていたら33000円の利益を10分で得られたことになります。
なお、トレンドが終わると価格が全体として反発を受けながらレンジ相場に向かっていきました。この間は上向きのヒストグラムが赤色でずっと推移していますが、陽線・陰線には明確な傾向がありません。
オーサムオシレーターでピーク後の衰退時期を狙うのは難しいと言えるでしょう...
ゴールデンクロス・デッドクロスでのオーサムオシレーター
7月26日に起きた急騰の後のチャートを追ってみるとデッドクロス・ゴールデンクロスの発生が見られています。
デッドクロスが起きて下向きのヒストグラムができた直後に「ロー」で取引をしていたら、次は陽線だったので外れていました。しかし、このときは下降トレンドが発生せず、いわゆる「ダマシ」だったと言えます。
次にゴールデンクロスが発生したときには「ハイ」で取引をすれば勝てていました。1つ目の陰線が出るまで続けたら4勝1敗、さらに次の陰線が出るまで取引をしたら6勝2敗です。
この後に起こったゴールデンクロスでも以下のように「ハイ」で勝つことができ、連続で取引をしたとしても高い勝率を維持できたと言えます。
ゴールデンクロスやデッドクロスを見る手段としてオーサムオシレーターを使えば、ハイローオーストラリアのビットコインの1分取引を攻略できる可能性が高いことがわかるでしょう。
オーサムオシレーターを1分取引で使う重要なポイント
ここまで検証結果から、ゴールデンクロス・デッドクロス以外にもう一つ重要なポイントが見えています。
・ヒストグラムが上向きで、0ライン付近で赤色から緑色に変わった→上昇トレンドの発生
・ヒストグラムが下向きで、0ライン付近で緑色から赤色に変わった→下降トレンドの発生
7月26日の急変の前に起きていた変化を見ると有効な考え方だと納得できるでしょう。
これについて近い事例を挙げておくと以下のようなケースがあります。同じ日に起こっていたレンジ相場でのビットコインの推移です。
ヒストグラムは上向きのままですが、二度にわたって赤色から緑色に変わっています。その変化の直後を見てみると、0ラインに近かった方では陽線、遠かった方では陰線です。
0ラインに近かった方はかなり短期移動平均線と中期移動平均線が近づいた状況を示しています。ピーク時には160程度あったオーサムオシレーターが20くらいまで減って反発を起こしているので、上昇傾向が生まれると考えるのには十分な状況が整っていると言えます。
それに対して、0ラインから遠かった方ではオーサムオシレーターの値は直前のピークとほとんど違いがありません。レンジ相場の売買のわずかな動きの変化によって出てきたノイズのような挙動だったとわかります。
つまり、以下のようにして考えるとオーサムオシレーターでビットコインの1分取引を攻略できると考えられます。
・ヒストグラムが下向きから上向きに変化=ゴールデンクロス→「ハイ」
・ヒストグラムが上向きから下向きに変化=デッドクロス→「ロー」
・上向きのヒストグラムが大きなピークを作った後、0ライン付近に戻ってきて赤色から緑色に変化→「ハイ」
・下向きのヒストグラムが大きなピークを作った後、0ライン付近に戻ってきて緑色から赤色に変化→「ロー」
オーサムオシレーターを使って攻略する際の注意点
今回の検証結果によってオーサムオシレーターの活用がハイローオーストラリアのビットコインで1分取引をするのに有用だとわかりました。しかし、安易にオーサムオシレーターだけで取引をすると痛い目を見るリスクがあります。
どのインジケーターも万能ではないので、高い勝率をいつも維持できるわけではないのです...
例えば、以下のようなタイミングでは勝率がかなり低くなってしまいます。
ヒストグラムが下向きから上向きに変わった直後は陰線、その後にヒストグラムが緑色の時期にずっと取引を続けても7戦3勝4敗で損失になってしまいます。
ただ、明らかなレンジ相場は避けてオーサムオシレーターを使うと考えればリスクは回避できます。
ADXを併用
例えば、ADXを使ってトレンドの状況を確認してみましょう。以下のようにADXが20以上だった状況からこの期間に10付近まで低下しています。
ADXは20以上を最低限の目安としてトレンドの有無を判断するのに使うインジケーターです。
この状況はレンジ相場なので値動きに勢いがつきにくく、オーサムオシレーターでは予測が難しいと考えるのが妥当だとわかります。
オーサムオシレーターは万能ではないものの、ビットコイン相場の状況を見て使えば有用なインジケーターだとわかります。1分取引では感度の高いインジケーターが必要と思われがちですが、ACオシレーターよりも感度が低いオーサムオシレーターでも攻略可能なのです。
オーサムオシレーターを使う1分取引のおすすめ戦略
ここまで行ってきた考察に基づいて、オーサムオシレーターを使ってハイローオーストラリアのビットコインの1分取引で勝つ戦略をまとめておきます。
✓ トレンド相場で使用する(ADXが20以上)
【ゴールデンクロス・デッドクロスに相当するケース】
✓ ヒストグラムが下向きから上向きになったら「ハイ」
✓ ヒストグラムが上向きから下向きになったら「ロー」
【0ラインに触れないケース】
ヒストグラムが大きなピークを形成し、0ライン付近までヒストグラムが小さくなったら
✓ ヒストグラムが上向きで赤色から緑色に変化したなら「ハイ」
✓ ヒストグラムが下向きで緑色から赤色に変化したなら「ロー」
どちらも連続で取引できる可能性があるのが特徴です。何度も取引するとリスクが高くなる可能性もありますが、システムトレードをしているなら勝率をトータルで上げるために連続取引も検討してみましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアのビットコインでは1分でのターボ取引ができるのが大きな魅力です。
海外バイナリーオプションの醍醐味を味わいたいなら1分取引に挑戦するはおすすめです!
ビットコインの1分取引で有効な戦略についてまだ検証が十分に進んでいるわけではありません。しかし、この記事での結果からオーサムオシレーターの有効性が示されました。
ハイローオーストラリアでは米ドル円やユーロ円などのメジャーな通貨ペアを選ぶトレーダーが多いのは確かです。その戦略がビットコインで通用するかはわからないのが本当のところでしょう。
今までオーサムオシレーターを使ったことがないトレーダーにとってはこの記事で紹介した手法の敷居が高いかもしれません。
ハイローオーストラリアでは無料でデモトレードができるので、ここで紹介した攻略法が有効かどうかを簡単に見極められます。
相場は時々刻々と変わっていきます。今、この記事を確認できたのをチャンスだと考えて、ぜひハイローオーストラリアの口座開設をしてビットコインの1分取引に挑戦してみましょう。
[demo]